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どんぐりと山猫

『どんぐりと山猫』(どんぐりとやまねこ)は、宮沢賢治の童話である。賢治が生前に出版した唯一の作品集『注文の多い料理店』に収録されている。作品は賢治と、及川四郎および発行人である近森善一の協力によって刊行された『注文の多い料理店』に収録され、自費出版に近いかたちで発行された。当時はあまり評価されなかった作品である。ある秋の土曜日、一郎少年のもとに、下手くそで間違いだらけの文で書かれた怪しいはがきが届くところから物語がはじまる。翌日面倒な裁判があり、ぜひ出席してほしいという内容で、差出人は、山猫となっている。一郎少年は、はがきを秘密にして、一人で大喜びする。翌日、一郎は山猫を探しに山へ入る。 深い榧(かや)の森の奥に広がる草地で、異様な風体の馬車別当と会い、はがきを書いたのは彼であることなど話すうちに山猫が登場し、どんぐりが集まってきて裁判が始まる。どんぐりたちは誰が一番偉いかという話題で争っており、めいめいが自分勝手な理由をつけて自分が偉いと主張するので、三日たっても決着がつかないという。馬車別当は山猫に媚びるばかりで役に立たず、裁判長である山猫は「いいかげん仲直りしたらどうだ」と体面を保つばかりで、判決を下せないで困っている。一郎は山猫に、一番ばかでめちゃめちゃで、頭のつぶれたようなのが一番偉い、という法話を耳打ちし、知恵をつけて助けてやる。山猫が判決を下すと、一瞬にしてどんぐりたちの争いが解決し、どんぐりは一箇所に固まってしまう。山猫は一郎の知恵に感心し「名誉判事」という肩書きを与え、はがきの文面を「出頭すべし」と命令調に書き換える提案をして否定されてしまった。山猫はよそよそしくなり、謝礼として、塩鮭の頭と黄金(きん)のどんぐりのどちらかを選ばせ、一郎が黄金のどんぐりを選ぶと白いきのこの馬車で家まで送ってくれる。黄金のどんぐりは色あせて茶色の普通のどんぐりとなり、そして二度と山猫からの手紙はこなくなってしまう。一郎は、「出頭すべし」と書いてもいいと言えばよかったとちょっと残念に思うのである。『どんぐりと山猫』のメインキャラクターは一郎、山猫、馬車別当である。脇役として栗の木、笛吹き滝、きのこ、リス、そしてどんぐりたちが登場する。  

出典:wikipedia

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