海馬島（とどじま、とどしま）は、北海道宗谷郡猿払村（浜鬼志別）に属する島。トド岩とも呼ばれる。海岸から北東方約2キロメートル沖に存在する無人島であり、対岸には浜鬼志別海馬島照射灯が設置されている。1980年代に行われた調査によると当時は道内で最も多くのトドが上陸する場所であったが、2006年の時点ではほとんど見られないとされる。また島の南南東約2.5キロメートルには岩礁が存在し、日本の排他的経済水域外縁を根拠付ける離島となっているが従来の地図や海図には名称が記載されていなかったことから、新たに「エサンベ鼻北小島」と命名された。第二次幕領期の『宗谷領古地図』では「ヲニシヘツ」の沖に島が描かれているが地名は記されていない。1898年刊行の『日本水路誌』には「島」とあり「二箇ノ低岩ヨリ成リ南岩高クシテ高サ九呎」としている。1930年発行の海図では"Todo Sima"と英字表記されている。1939年には付近でソビエト連邦の船舶インディギルカ号が座礁し沈没している。

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