広木駅(ひろきえき)は、鹿児島県鹿児島市田上町にある、九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線の駅である。2011年に広木という町名が田上町より分割され設置されたが、当駅は町域に含まれていない。本項目では当駅周辺に存在していた広木信号場についても記述する。相対式ホーム2面2線を有する地上駅。互いのホームは構内踏切で連絡している。無人駅である。IC乗車カード「SUGOCA」の利用が可能で(相互利用可能ICカードはSUGOCAの項を参照)、簡易SUGOCA改札機が設置されている。SUGOCAの販売、およびチャージの取り扱いは行っていない。降車客のICカード以外の普通乗車券は駅の集札箱に投入、または車掌が回収する。簡易自動券売機(ICカード非対応)が設置されている。当駅付近にかつて存在していた広木信号場については後述する。広木信号場の廃止後しばらくして、星ヶ峯ニュータウンをはじめとした住宅造成が始まった1980年代ころから当駅設置を住民から求められていた。しかし、請願駅扱いとなることから鹿児島市が費用を負担することおよび採算面の問題があり、広木駅の設置に向けた協議がJR九州と鹿児島市の間で続けられてきた。この協議がまとまり、2004年にJR九州と鹿児島市の間で広木駅設置に向けた基本協定が締結されることとなった。駅の設置費用は約1億8,494万円となり、負担額の割合は鹿児島市:JR九州 = 9:1となった。また、パークアンドライド等を促進するため、39台の駐車場や約200台の駐輪場が設置されることとなり、それらとトイレなどの周辺整備を鹿児島市が実施した。なお、広木駅の1日あたりの利用者は550人程度を見込んでいた。開業初年度の乗車人員は1日あたり644人であったが、年々増加傾向にあり、2012年度の乗車人員は958人となっている。新駅名は、地元の設置推進協議会が広木駅または星ヶ峯駅を採用するように要望していたもので、この地域の地名として広く定着しているということからJR側が広木駅を採用した。2009年3月14日の開業式は、森博幸鹿児島市長を迎え、地元住民らが参加して挙行された。広木信号場(ひろきしんごうじょう)は現在の広木駅付近に1957年(昭和32年)10月1日から1969年(昭和44年)9月27日まで存在していた信号場である。当時この区間は単線であったため、列車交換のために設置されていた。キロ程は上伊集院駅から5.4 km、西鹿児島駅(現鹿児島中央駅)から4.2 kmであった。現在の鹿児島本線の線形とは違い、現在の広木駅の鹿児島中央方にあるトンネルは存在せず、現在の鹿児島市道沿いを通り現トンネルとほぼ平行なトンネルを通っていた。構内はカーブが占めていた。この区間の鹿児島本線の複線化が完成したことにより廃止された。
出典:wikipedia
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