『月詠』(つくよみ)は、有馬啓太郎による日本の漫画作品。1999年9月号から2009年3月号まで『COMIC GUM』に連載。2004年には『月詠 -MOON PHASE-』(つくよみ ムーンフェーズ)のタイトルでテレビアニメ化された。なぜか心霊写真ばかりを撮ってしまうカメラマンの森丘耕平は、取材に行ったドイツの古城で、ヴァンパイアの少女である葉月と出会った。その城に幽閉されていた葉月は、耕平の血を吸って僕(しもべ)として城から脱出しようと考えて血を吸うも、全く効果が現れなかった。だが、耕平が城の封印装置を壊したことにより葉月は城から脱出し、そしてあろうことか、生き別れの母の行方を求めて、耕平と共に(別行動だが)日本へ向かった。『月詠 -MOON PHASE-』のタイトルで、2004年10月からテレビ東京とテレビ大阪で深夜アニメとして放送された。全25話。第26話についてはテレビ放送されず、DVD第13巻に追加収録された。特筆すべき特徴として、舞台劇のセットを思わせるカメラワーク、唐突に降ってくる金ダライや停電時に懐中電灯で顔を下から照らす所作など、『8時だョ!全員集合』を意識した演出が多用されている。また、オープニング映像内のカットでしりとりを行う、終了テロップに毎回有名作家によるイラストを用いる、といった特徴的な表現を含んだ作品であった。総監督を務めた新房昭之にとっては、この作品が「小ネタ」を多用した新たな作風、スタイルを確立するきっかけとなり、『ぱにぽにだっしゅ!』や『ネギま!?』といった以降の監督作品にもこの作風が継承されている。また、本作以降はほぼ全ての新房監督作品でシャフトがアニメーション制作を担当するようになっており、他の制作スタッフも本作を担当した人物が多い。テレビ放送時の中盤や終盤での紙芝居のような表現のシーンが、DVD版では大幅に動画が追加・修正されている。オープニングテーマ「Neko Mimi Mode」はシングル発売後、主題歌とは別に、渋谷センター街の期間限定テーマソングとしても使用された。第25話・第26話はオープニング無し。「Neko Mimi Mode」を第25話、第26話のエンディングとして使用。第17話はエンディング無し。この2局のみで放送されたテレビアニメは、この作品の他には『銀盤カレイドスコープ』と『陰からマモル!』のみである。2004年9月から2005年9月までビクターエンタテインメントの公式サイトで『月詠ラヂオ堂』が配信されていた。パーソナリティは、葉月役を担当した斎藤千和。アニメ終了後も全回公開されていたが、2009年2月13日をもって配信停止された。
出典:wikipedia
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