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ソード&サンダル

ソード&サンダル映画(剣とサンダル、Sword and sandal / Pepla, 複数形:peplum, ペプラム)とは、聖書や古典古代()の時代を舞台とし、神話や歴史の物語に基づくがおおまかで、不自然な筋を持つ冒険映画またはファンタジー映画のこと。古代ギリシア・ローマ、あるいは同時代の周辺の文化(古代エジプト、アッシリア、エトルリア、ミノア文明)の歴史・神話に基づいたほとんどの映画は「ソード&サンダル」の叙事詩的映画()である。このジャンルの映画が多く製作されたのは1958年から1964年の期間だが、2000年以降になってまた作られはじめた。広義には、『ベン・ハー』、『クレオパトラ』、『タイタス』、『グラディエーター』、『キング・アーサー』、『十戒』といった歴史劇()もこのジャンルに含めることができる。その意味においては、古くからある映画ジャンルである。たとえば、最初の『ベン・ハー()』(シドニー・オルコット 監督)は1907年に作られている。1914年の『カビリア()』(ジョヴァンニ・パストローネ 監督)は撮影技術の発展において重要な作品で、また筋肉が隆々とした俳優(バルトロメオ・パガーノ )が起用された最初の「ソード&サンダル」映画であった。しかし一般には「ソード&サンダル」映画という言葉は、剣闘士や聖書・神話を題材にした、プロのボディビルダーが主役を演じることの多い、低予算のイタリア映画を指す。このジャンルは、マカロニ・ウェスタンが作られる前の1960年から1964年のイタリア映画産業の人気ジャンルだった。マリオ・バーヴァやセルジオ・レオーネといったイタリアの著名な映画監督はこのジャンルから出た。このジャンルで人気のあるテーマは剣闘士や、ヘラクレス、ゴライアス、サムソン、ウルスス(ウルサス、英語よみ:アーサス、)、イアソンとアルゴナウタイ、イタリアの伝説的怪力男マチステ()の冒険である。ブームに火を付けたのは、アメリカ合衆国のボディビルダー、スティーヴ・リーヴス()主演の『ヘラクレス』(1957年)だった。その成功で続編『ヘラクレスの逆襲』や、レグ・パーク()、ゴードン・スコット()、マーク・フォレスト(Mark Forest)、ブラッド・ハリス()、ダン・ヴァディス()、アラン・スティール(Alan Steel)といった他のボディビルダーを主演とした低予算の模倣作品が作られることになった。ヨーロッパの観客には主役に英国系米国人を好む傾向があり、イタリアのボディビルダーは名前を英語風に変えた。たとえば、「アラン・スティール」はセルジオ・シアーニ(Sergio Ciani)の別名である。ソード&サンダル映画の多くは、お決まりのプロットを持っていた。それは2人の女性がヒーローをめぐって恋の争いをするというもので、一方はヒーローの助けを求める純真なDamsel in distress(囚われの姫君)、もう一方はファム・ファタールとしてのヒーローの主人である邪悪な女王である。ほとんどのソード&サンダル映画に出てくるシーンには、ベリーダンスやそれに似たバレエがあり、それは狂乱の描写を意味し、また悪役側の(キリスト教から見て)異教的なデカダンスを強調するものだった。不自然なプロットに、オーバーダビングした台詞、主役のボディビルダーの未熟な演技、伝説の生物の描写としては何ともお粗末なSFXといったすべての要素は、現在の視点から見れば、キャンプさを作品に与えている。しかし、当時の一般の観客にとっては多くのソード&サンダル映画は広く楽しまれ、製作価値もあった。1957年から1965年にかけて、19作の『ヘラクレス』シリーズが製作された。ヘラクレスを演じたのは、、、アドリアーノ・ベッリーニ(チラシでは「 Kirk Morris」)、ミッキー・ハージティ、、、、、ピーター・ルーパス(チラシでは「ロック・スティーヴンス Rock Stevens」)、らである。三ばか大将()が1962年に作ったアメリカのコメディ映画『おまぬけ3 ヘラクレスに会う()』では、カナダの筋肉ムキムキ男サムソン・バークがヘラクレスを演じた。なお、アメリカ公開時に「ヘラクレス」の名を付けられた以下の映画は、本国イタリアでは別のシリーズに含まれる。1960年から1965年にかけて、25本の『マチステ』シリーズが作られた。サイレント映画『カビリア』(1914年)で「マチステ」を誕生させたのは詩人・劇作家のガブリエーレ・ダンヌンツィオで、その名前はヘラクレスの古代のあだ名だと主張した。1930年以前に27本のシリーズが作られていて、これはリバイバルになる。なお、1973年にスペインのカルト映画監督ヘスス・フランコは、ファンタジーと冒険とエロティシズムがミックスした2本の低予算マチステ映画を撮った。両作ともヴァル・デイヴィスがマチステを演じた。2作はほぼ同じキャストで、同時に撮影・編集されたようである。もちろん1960年代の「マチステ」シリーズとは関係ない。1961年から1964年にかけて、9作の『ウルスス』シリーズが製作された。ウルスス(またはウルサス、英語よみ:アーサス)はローマ時代の超人的キャラクター。元々はヘンリク・シェンキェヴィチの小説『クォ・ヴァディス』の登場人物。アメリカではこのシリーズの何本かを「ヘラクレスの息子」と呼ぶが、イタリア本国ではウルススとヘラクレスの間には何の関連もない。1961年から1964年にかけて、聖書の登場人物サムソンをスーパーヒーローとした5作の『サムソン』シリーズが製作された。なお、『Samson and the Treasure of the Incas(aka Hercules and the Treasure of the Incas)』(1965年)がソード&サンダル映画にされる場合もあるが、西部劇の時代の南米を舞台にしているため、ここでは除外する。1960年から1964年にかけて、聖書に登場するゴライアス(ゴリアテ)をスーパーヒーローにした映画が作られた。全部で4作あるが、それぞれには関連性がなく、厳密にはシリーズとは言えない。また、オーソン・ウェルズが出演した『ダビデとゴライアス』(1960年)はちゃんとした聖書からの脚色なので、ここには加えない。1960年代にアメリカでTV放映された時に、イタリアのソード&サンダル映画14本を任意に選んで「ヘラクレスの息子」・シリーズとした。1948年から1965年にかけて、プロットの中で円形闘技場での剣闘士の戦いを強調した多数のイタリア映画が作られた。そうした「剣闘士映画」はソード&サンダル映画のサブジャンル(下位ジャンル)となった。その中で代表的なものがダン・ヴァディス主演の3部作の1本『I Dieci gladiatori(The Ten Gladiators)』(1963年)である。1957年から1964年にかけて、スティーヴ・リーヴスは14作のイタリアのソード&サンダル映画に主演した。それらはこのジャンルの中でも高い評価を受けている。ヘラクレス、マチステ、サムソンといったスーパーヒーロー以外が主人公のソード&サンダル映画もたくさんある。とはいえ、主人公となるのは、アリババ、ガイウス・ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)、オデュッセウス(ユリシーズ)、クレオパトラ、三銃士、テセウス、アキレウス(アキレス)、ロビン・フッド、サンドカン、エル・シッドといった有名なキャラクターである。カーク・ダグラス主演の『ユリシーズ』(1954年)は、多くのソード&サンダル映画ファンがそのジャンルの流行のきっかけとなった作品と考える作品だが、決定的な引き金となったのはスティーヴ・リーヴス主演の『ヘラクレス』だった。マカロニ・ウェスタンと『ジェームズ・ボンド』シリーズの亜流にその座を明け渡し、20年近くソード&サンダル映画は作られなくなってしまった。しかし、1982年のロバート・E・ハワード原作、アーノルド・シュワルツェネッガー主演『コナン・ザ・グレート』に刺激され、イタリアでソード&サンダル映画が復活した。その中でも有名なものは、ルー・フェリグノ主演の4作品である。ただし、舞台設定は古代ギリシア・ローマではなく、王国・蛮人・剣士・魔法使いが登場する「剣と魔法()」の世界で、コナンを安価にコピーしたストーリーだった。それらは痛々しいほどに予算を削られていたために、出来も良くなかった。いくつかの作品では、その欠点をスプラッターとヌードで補おうとし、イタリアのホラー映画監督たちに委ねられた。『グラディエーター』2000年のメインストリームでの成功は、アメリカでのローマなどの古典時代への関心を招いた。「ニューヨーク・タイムズ」紙はこれを出版業界の「グラディエーター効果(Gladiator Effect)」と呼んだ。

出典:wikipedia

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