バトルスピリッツ(Battle Spirits)は、バンダイのトレーディングカードゲーム。2008年9月に発売。カードダス発売20周年を記念して製作された。略称は『BS』、『バトスピ』。対戦は2名のプレイヤーにより1対1で行われるが、2対2の計4名で行うタッグバトルもある。各自40枚以上のカードにより作成されたデッキと、コストの支払やライフの表示などに使うコアを準備する。場にスピリットと呼ばれるカードを配置し、その数値を比較することで戦わせる。ゲームを有利に進めることが出来るネクサスカード、マジックカード、ブレイヴカード、アルティメットカードも存在。各プレイヤーにはライフ(公式ルールでは初期に5)が設定されており、そのライフが0になるか、自分のスタートステップ時にデッキが0枚だった場合は敗北となる。全てのカードには属性を示す色がついており、各色の属性に基づいた能力を有している。また一部スピリットやブレイヴには、各色に固有に設定された特殊能力(固有キーワード能力)を持つものもある。基本的には一枚のカードにつき1色だが、一部には一枚で複数の色を持つカードも存在する。またスピリットやネクサス、一部のブレイヴにはその属性に対応した宝石を象ったマークが付いており、これをシンボルという。シンボルはスピリット召喚やマジック使用などの際のコスト軽減を計算するために使用する他、スピリットやブレイヴが持つシンボルは、そのスピリットやブレイヴがアタックした際には相手のライフに与えるダメージ数となる。スピリットによっては2つのシンボル(ダブルシンボル)を持つものもいる。シンボルの付いたブレイヴと合体した合体スピリットも、ダブルシンボル(ダブルシンボルの付いたスピリットと合体した場合はトリプルシンボル)となる。最大の特徴は、スピリット召喚やマジック使用などのコストリソースを「コア」と呼ばれるカウンターで全て管理していることである。そのため従来のTCGのようにコスト支払いのリソースを手札から生成しなくても済むようになっている。コアは自身のコアステップで毎ターン1個ずつ増加し、リフレッシュステップで前のターンでコストとして使用したコアが再び使用可能となる。またダメージカウンターとして使用しているコアもライフが減少するとリザーブへ送られ、コストとして使用することが可能となる。つまり、ターンが進んだりライフが減少したりするほど自身の使用可能コストが増えていくことになり、より強力なスピリットやマジックを使いやすくなる。また、ほとんどのスピリットやマジックは場にある同色のスピリットの数に対応して召喚コストを軽減することが可能であり、その分をスピリットの上に載せて強化したり、マジック使用のためにコアを温存しておいたりという、フィールドの状況に応じたコア運用の戦術が重要になってくる。実際、バトルスピリッツでは戦術無限大を謳っている。また、手札やコアの数に上限が存在せず、コアの続く限りはスピリットを数限りなく召喚しても問題ないという自由度の高さも特徴(そのためかゲーム化はほとんどなされていない)。入手の容易な順にC(コモン)、U(アンコモン)、R(レア)、M(マスターレア)、X(エックスレア)となっており、レア以上のレアリティのカードには箔押し、彫り物加工等、いわゆる光り物加工が施されている。第一弾~天醒(第七弾)までは、1ボックスあたりR8枚、M3枚、X1枚であったが、戦嵐(第八弾)~は1ボックスあたりR9枚、M2枚、X2枚になっており、マスターレアとXレアで入手の難易度に差がなくなっている。第19弾(聖剣時代)~はR9枚、M2枚、X3枚(内1枚はソードブレイヴ)となっており、マスターレアの方が入手難易度が上がっている。第24弾(アルティメットバトル01)~はR9枚、M3枚、X2~3枚(アルティメット2枚+50%の確率でスピリット)になっており、マスターレアの入手難易度は下がったもののレアやスピリットのXレアの入手難易度は上がった。第31弾(烈火伝 第1章)はR8枚、M2~3枚(75%の確率で更に1枚)、X2枚、XXレア0~1枚(25%の確率でマスターレア枠内で1枚封入)になっており、レアとXレアの入手難易度が上がった。第32弾(烈火伝 第2章)~はR6枚、M3~4枚(75%の確率で更に1枚)、X2枚、XXレア0~1枚(25%の確率でマスターレア枠内で1枚封入)になっており、マスターレアの入手難易度が下がり、レアの入手難易度が上がった。第35弾(十二神皇編 第1章)~は、アンコモンが廃止され、1パックにレア以上のカードが1枚確定し、R12~14枚(CPカード有りの時は12枚)、M3~4枚(75%の確率で更に1枚)、X2枚、XXレア0~1枚(25%の確率でマスターレア枠内で1枚封入)になっており、レアの確定枚数が倍増した。烈火伝 第1章より、Xレアを越えた上位種、XXレア(ダブルエックスレア)が登場した。更に第33弾(烈火伝 第3章)で六絶神が全て出揃う。2016年9月現在、14種類のXXレアの存在が確認されており、入手難易度が640枚に1枚の確率で非常に高い。全体的にXレアよりも強力な総合パフォーマンスを持つ。その中で六絶神のスピリットは、発動条件が厳しい超絶強力な効果を持ち、起源龍のスピリットは、封印時に相手の効果を受けない効果を持つ。その他、限定パックなどに収録されるEX、雑誌やイベント等で入手できるP(プロモーション)、大会の賞品として配布されるPX(プロモーションXレア、通称裏Xレア)がある。ゲーム開始時に、ライフにコアを5つ、リザーブにコアを4つ置き(2015年4月からは、そのうち一つを「ソウルコア」として扱う)、デッキから手札を4枚引く。2vs2の対戦方式で、チームワークが求められる。通常との違いとしては、以上のルールがある。星座編以降、混色化が進む環境では「同じ色を入れてはいけない」という制約は厳しく、アニメでも「ブレイヴ」以降、タッグバトルは登場していない。※はプレイバイウェブで活躍中のイラストレーター2000ゼロ年代後期から現在に至るまで、7つのテレビアニメシリーズ作品が放送。大きく分けるとアニメ制作会社と放送ネットの違いで2つの「期」があるため、それぞれについて別々に記載する。なお全作品とも音響効果はフィズサウンドクリエイションだが、第1期の音響効果は蔭山満、烈火魂からは鷲尾健太郎が担当している。2008年9月から2014年9月にかけて、ガンダムシリーズで知られるアニメ制作会社サンライズおよび名古屋テレビ放送(メ~テレ)によるテレビアニメシリーズが6作品放送された、本放送時間はテレビ朝日系列(フルネット24局のみ)で毎週日曜7:00 - 7:30。(いわゆるニチアサキッズタイム)。なお、ブレイヴが少年激覇ダンの続編である以外は作品同士の繋がりはない。2014年9月の『究極ゼロ』最終回をもって、テレビアニメシリーズはひとまず終了した。2014年3月12日には第1期作品の主題歌とエンディングテーマを完全収録したCDアルバム「バトルスピリッツ ~MUSIC DECK THE BEST~」が発売、CDと合わせて同梱されるDVDには歴代作品の主役キャラを担当した声優5名と『バシン』以外の全作品に出演している諏訪部順一によるバトスピトークが収録された。(音声のみ)『究極ゼロ』終了から半年後の2015年、年をまたいで放送局を[[TXN|テレビ東京系列]]に変更し、アニメ新シリーズ『[[バトルスピリッツ 烈火魂|バトルスピリッツ烈火魂<バーニングソウル>]]』が同年4月より放送開始。このシリーズより、サンライズがキッズ・ファミリー系アニメ制作セクションを分離する形で設立したアニメ制作会社・[[バンダイナムコピクチャーズ]](BN Pictures)が制作する。翌2016年4月からはシリーズ第8作目(テレ東系では第2作目)『[[バトルスピリッツ ダブルドライブ]]』が放送開始、シリーズの継続が確立した。第1期とのストーリー的な繋がりは直接的には無いが、2016年には「お正月スペシャル」として、『少年突破バシン』の主人公・バシンが「次元を越えてやってくる」という形で『烈火魂』の主人公・烈火幸村とタッグを組む「夢の共闘」が実現した。バトルスピリッツは[[声優]]のファンがおり、その縁で何人かは作品設定が変わっても出演し続けている。[[諏訪部順一]]は「少年激覇ダン」パンテーラ役の出演がきっかけではまり、以降のシリーズに全てレギュラー出演を果たしている他、[[阪口大助]]をアシスタントに、ネットラジオ「[[#バトスピ大好き声優の生放送]]!」を実現させた。[[小野大輔]]も同作品クラッキー・レイ役ではまり、バトルスピリッツの宣伝も兼ねた公式ブログを開設していた(「ブレイヴ」の終了と共に更新停止)。両者は対談では熱のこもったバトルスピリッツ談義を繰り広げた。その後、元々はまっていたとのことで、[[福山潤]]も「覇王」にてテガマル役で出演。以降、3年連続の出演を果たしている。[[立花慎之介]]もまたバトルスピリッツにかなり詳しく、カリスマの一人である「ジャスティス立花」は未来から来た彼の子孫であるとのこと。「ソードアイズ」でヤイバ役を演じた[[緑川光]]によれば、[[青二プロダクション]]の中に、バトスピ好きの声優達が集まる会があるとのこと。[[中村悠一]]も「最強銀河究極ゼロ」への出演を機に、悪友である[[杉田智和]]と[[マフィア梶田]]を巻き込んではまっている。「[[杉田智和のアニゲラ!ディドゥーーン]]」#123・125ではラジオにも拘らず、バトスピの対戦を行った。バトスピ界のカリスマ。ロングヘアーの銀髪(2代目コスチューム以降は金髪)とサングラスが特徴。バトスピチャンピオンシップでは、マイケル・エリオットと共に登場。合言葉は「セクシー?No!ギャラクシー!」。コスチュームは初登場以来固定されていたが、2011年よりコスチュームが2代目にマイナーチェンジされた。『[[バトルスピリッツ 少年激覇ダン]]』および『[[バトルスピリッツ 覇王]]』では、[[諏訪部順一]]が声優を担当しており、『少年激覇ダン』の第2期ED「バトル!ギャラクシー☆ステップ」もギャラクシー渡辺名義で歌っている。なお、『[[バトルスピリッツ 少年突破バシン]]』では彼をモデルにした渡辺ナナ男(ギャラクシーセブン)というキャラクターが登場しており、こちらは[[岸尾だいすけ]]が声優を担当。バトスピ界のカリスマの弄られ役。2013年のバトスピMAXでデッキをスリーブに入れないことで他のカリスマから大顰蹙を買うが2014年現在もスリーブはつけていない模様。[[バトルスピリッツ ソードアイズ]]よりアニメにも登場している。声は[[檜山修之]]。「バビブベボンバー」という合言葉を持っているが弄られながら退場することが多く、使用頻度はあまり高くない。ボンバー新聞という独自のコンテンツを不定期に連載している。バトスピ界のカリスマの中で紅一点。合言葉は「YES!マジカル!」。アニメでは『[[最強銀河 究極ゼロ 〜バトルスピリッツ〜]]』で登場。声優は[[藤田咲]]が担当している。大会などで頻繁に使用されるような強力なデッキを好む傾向がある。[[一式まさと]]版コミカライズバトルスピリッツ 覇王番外編で顔出しし、[[バトルスピリッツ ソードアイズ]]本編冒頭で本格的に登場する。声は[[立花慎之介]]。発売・配信元はいずれも[[バンダイナムコエンターテインメント]]。アニメ以外にも、バトスピを中心に扱った番組が幾つか放送されている。本節はそれらをまとめて記載する。CS放送局『[[カートゥーン ネットワーク]]』で2009年から放送されているバトスピのミニ番組は、第1シリーズ『ギャラクシー渡辺のカードバトルステーション』、第2シリーズ『ギャラクシー渡辺のバトスピやろうぜ!』として放送。放送時間はいずれも毎週土曜日の8:55頃と18:25頃、毎週金曜日の17:55頃(CM枠で放送されているため、番組表には番組名などは一切書かれていない)。バトスピ界のカリスマ、ギャラクシー渡辺が公式サイトで募集したカードバトラーと勝負するという内容。スタジオ収録である。不定期にバトルスピリッツの大会やイベントの模様が放送される。公式サイトでは、第1シリーズではギャラクシー渡辺がバトルで使用したカードを1枚ピックアップし、第2シリーズでは勝負で使用したデッキレシピ(デッキ構成)を紹介している。2011年1月15日からは第3シリーズ『ギャラクシー渡辺のバトスピやろうぜ!DX』としてリニューアル。ギャラクシー渡辺が視聴者に寄せられたバトスピに関する質問に答える新コーナー『おしえて! ギャラクシー』が登場。2012年1月14日からは第4シリーズとして『バトスピやろうぜX』になり、新たに[[立花慎之介|ジャスティス立花]]が登場した。2013年1月19日から第5シリーズ『みんなやろうぜ バトスピタイム』になり、新たに[[藤田咲|マジカルスター咲]]が登場。2014年1月18日から第6シリーズ『みんなやろうぜ バトスピパラダイス』が放送。新たに「親子タッグバトル」のコーナーが設けられた。また、ファイトの模様をほぼ完全な形で収録した「ロングバージョン」をweb限定で公開している。2016年4月23日から『バトスピやろうぜ!VS(バーサス)』が放送。[[文化放送]]のインターネットラジオ『超!A&G』にて放送されている「[[超! mobile A&G presents 生放送!]]」内で放送されているアニメ「バトルスピリッツ」出演声優陣による生放送番組。もともとは同番組で第3週に放送されている特別番組枠(Side B)で2度放送されたもので、好評だったことから、2011年1月よりレギュラー放送が開始された。毎月第2水曜日に配信されており、パーソナリティはアニメのナレーションを担当している[[諏訪部順一]]とアシスタントに硯秀人を演じる[[阪口大助]]、[[菅沼久義]]が行う。放送時にはスタジオの外でギャラクシー渡辺が[[Twitter]]による解説なども同時に行っている。かつては兵堂剣蔵を演じる[[遠藤綾]]も担当していた。番組前半ではリスナーからのお便りで進行するコーナー、後半はパーソナリティやゲストが生バトルを行う。2013年10月よりバトスピアニメシリーズを放送し続けているメ~テレほか1局で放送する、バトスピ初のバラエティ番組。女性タレント・ウェザーガールズがバトスピに必要な様々なテクニックを身につけるため、毎回提示される「指令」をこなす。このほか、『最強銀河 究極ゼロ』の主人公「一番星のレイ」をリスペクトする謎のバトスピバトラー「ゼロ番星のイチ」(声・[[杉田智和]])がウェザーガールズと出演するミニアニメ『ぜろ×うぇざ』も放送。(アニメ制作・サンライズ)[[Category:バトルスピリッツ|*]][[Category:2000年代のトレーディングカードゲーム]]
出典:wikipedia
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