『パワーモンガー』(Powermonger)は、エレクトロニック・アーツより1990年にパーソナルコンピュータのAmiga用が発売されたシミュレーションゲームである。開発はピーター・モリニュー率いるブルフロッグ。PC-98やX68000といったAmiga以外のパソコンや家庭用ゲーム機向けにも移植されている。「パワーモンガー」とは「権力の亡者」と言う意味である。かつて国王であったが戦乱により祖国を追われたプレイヤーは、海を越えて別の文化圏に流れ着いた。そこの先住民「ハロルドII世」の抵抗を武力で排除し侵略を進め、王国の再建を目指すと言ったストーリーとなっている。なお、プレイヤーと同様の野心を持った第三勢力も2つ存在する。世界観としては、欧州の中世を連想させる。登場する武器は剣や弓や大砲などである。ゲーム内容は、『ポピュラス』の発展型とも言えるものとなっており、将軍(及び隷下の兵)に大ざっぱな命令を与えた後は、リアルタイムに進行する。地形は全てポリゴンで描かれており、自由に拡大・縮小・回転できる。世界は縦15×横13の195マップで構築されており、左上の隅からスタートしたプレイヤーは、右下隅の敵本拠地を目指し進軍していく。進軍経路はプレイヤーが任意に選ぶことができる。各マップでは人口の2/3を支配下に置くと勝利となり、次の進軍先を選択する事ができる。主に町を攻略し、支配下に置くことで人口を確保することができる。なお、兵士も人口に含まれるため、自分の兵士以外の全ての人間を殺害することでもクリアは可能である。プレイヤーである将軍は、兵士を伴うことができる。兵士は任意に徴兵、解散が可能である。プレイヤーは将軍(及びその隷下の兵士)に対してコマンドを発行する。細かい挙動はCPUが処理する辺りは、ポピュラスと同様である。また、敵の将軍と会敵すると、その場で戦闘が発生する。マップには各所に町が存在し、これを攻撃して武力で屈服させることで支配下に置くことができる。支配下にある町は、食料の生産、武器の生産、物資の貯蔵、徴兵などが行える。あまりに積極的に徴兵を行うと食料を生産する人員が居なくなり、深刻な食糧不足に陥る可能性があるので、加減が必要である。町を攻略した時に、新たな人材を得ることができる。これを副将軍と呼ぶ。兵士を割り当ててプレイヤーの将軍と同様に扱えるほか、スパイとして敵対する町に潜り込むことも可能。ただし、プレイヤーから副将軍への命令伝達は伝書鳩で行われるため、双方の距離に応じた若干のタイムラグが存在する。各コマンドには「積極度」を指定する必要が有る。積極度1が25%、積極度2が50%、積極度3は100%を意味する。
出典:wikipedia
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