『JSA』(ジェイエスエイ)は、2000年公開の韓国映画。日本では2001年に公開された。大韓民国国軍(韓国軍)を筆頭とした国連軍と、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の兵士が共同で警備に当たるJSAにおいて、ふとしたきっかけから許されざる友情を育む事になった南北の兵士達の交流と顛末を描いたフィクション映画。韓国では公開当時、ソウルでの入場者記録を塗り替え社会現象となった。韓国全土で583万人、うちソウルで253万人を動員。第38回大鐘賞で最優秀作品賞・最優秀主演男優賞(ソン・ガンホ)を、第21回青龍賞では最優秀作品賞を受賞した。2001年、第51回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門にノミネートされた。1999年10月28日午前2時16分、共同警備区域の北朝鮮側詰所で、朝鮮人民軍の将校と兵士が韓国軍兵士により射殺される事件が発生。現場に居合わせた目撃者の韓国軍兵士と朝鮮人民軍下士官は「拉致されて脱出した」、「突如攻撃してきた」と、正反対の供述を行なう。中立国監視委員会は事件の真相を解明すべく、韓・朝両国の同意を得て、スイス軍法務科将校の韓国系スイス人、ソフィー・チャン少佐に調査を依頼。ソフィーは関係者と接触を繰り返しながら事件の真相に迫る。北朝鮮軍兵士に韓国軍兵士がチョコパイを渡すという有名なシーンは、当初、監督のパク・チャヌクの好きなマットンサン(、かりんとうに似た揚げ菓子)を使おうとしていた。しかしながら北朝鮮の生活風習を担当していた脱北者のチョン・ソンサンが北朝鮮でのチョコパイの人気を知っていたため強く反対し、替えさせた経緯がある。韓国の退役軍人からは「南北の警備兵が親密になることは実際には考えられず、不適切な描写である」と抗議が寄せられ、現役の兵士も「映画の中の物語。南北の兵士が交流するなんてありえません」と全面否定している。一方、北側の兵士を人格を持った人間として描いたことから、若年層の北朝鮮への親近感を高める1つの原因になったと言われる。
出典:wikipedia
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