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フォールス・フォリオ

フォールス・フォリオ(False Folio、「誤った二折版」)とは、1619年にウィリアム・ジャガード()が、「ファースト・フォリオ」(1623年にジャガード、その子アイザック、エドワード・ブラウント が出版)に先だってウィリアム・シェイクスピアの10本の戯曲を初めて1冊の本にまとめた「二折版(フォリオ)」のことを指し、その中には真作に混じってシェイクスピア外典も含まれることから、シェイクスピア研究家ならびに書誌学者が「誤った二折版」と名付けた。ただし「二折版」という言い方は厳密には誤りで、通常の「四折版(クォート)」より大きな大きさに過ぎない。問題のテキストはアルフレッド・W・ポラード()、ウォルター・ウィルソン・グレッグ()、William J. Neidigが書誌学的手順によって精査した。「フォールス・フォリオ」に収められている作品は以下の通り。『ヴェニスの商人』だけでなく、『リア王』(バター)、『ウィンザーの陽気な女房たち』(ジョンソン)の権利も持っていなかった可能性もある。他にもジャガードの動機など、「フォールス・フォリオ」にはいろいろ不明瞭な点がある。ところでジャガードとシェイクスピアの正典とは奇妙な因縁があった。1599年と1612年に真作かどうか疑わしい寄せ集めの『情熱の巡礼者』を出版していたのである。研究家たちは、どうして国王一座が「フォールス・フォリオ」を出したジャガードを、そのすぐ後、「ファースト・フォリオ」の印刷者ならびに出版者の1人に選んだのか(「ファースト・フォリオ」の作業が始まったのは1621年頃と言われている)疑問に思っている。おそらくジャガードが大きな印刷所を持っていたからなのだろう(「フォールス・フォリオ」で10本の戯曲を印刷したのでその能力は実証済みである)。「フォールス・フォリオ」出版に関してのPavierの役割には諸説ある。Pavierの頭文字「T.P.」は9本中5本(『The Whole Contention』を2本とすると10本中6本)に見られ、当時の注釈家たちの中には、ジャガードよりhe Whole Contentionの役割が大きいと見る者もいた。そのことからこの本は「Pavier quartos(Pavierの四折版)」と呼ばれることもある。ポラードは「著作権侵害」に多く関心を向けたが、それは20世紀の学究的アティテュードならびにアプローチと言える。21世紀になって、数人の研究者がこの問題についての見方からメロドラマ的なものを薄め、逆に微妙なニュアンスを強め、ジャガードとPavierを道徳的な論争の渦中に投げ込まない見方をするようになった。

出典:wikipedia

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