『逢魔が時』(おうまがどき)は、2001年8月9日にビクターインタラクティブソフトウエアから発売されたプレイステーション用サウンドノベルアドベンチャーゲーム。2003年12月11日にはPS one Booksとして廉価版が発売された。本項では続編である『逢魔が時2』『逢魔が時プレミアムFANディスク』についても記述する。キャッチコピーは「和風ホラー・ノベル」。原作者は谷登志雄。現代に関連したシナリオはSFを中心に構成され、タイムスリップ先である江戸でのシナリオは妖怪や俗信、民間信仰、怪奇現象を題材としている。これらを用いて、江戸にはびこる闇を表現している。(原作者曰く、江戸版Xファイル)。江戸のいつ頃の時代かは、2の主人公の発言や雪・凧などの描写から、2は1852年の旧暦冬から1853年の旧暦春だとわかる。1は明確な発言はないが、花火・蚊帳などの描写から1852年以前の夏と考えられる。キャッチコピーの和風通り、作品には江戸当時の風俗・習慣が反映されている。それらに関しては、主人公がその都度地の文で解説してくれる。一方、当時一般的に使用されていたが、現在ではそれほどでもない細かい用語までは解説してくれない。シナリオは6本あり、それぞれに複数の結末が用意されている。ゲームオーバーはなく、必ず次のシナリオに進むことができる。まず「序章」をプレイし、次に「河童」というシナリオに移行する。これをクリアすると、「脱衣婆」「池袋の女」「一本たたら」という3本のシナリオが出現。この3本は好きな順にプレイできる。3本とも終了すると、最終話「二尺の顔」が出現、クリアするとスタッフロールが流れ、1周終了となる。2周目以降も再び序章から順番にプレイしなくてはならない。直前に見たシナリオの結末によって、次のシナリオの内容が若干変化することがあり、これを「続編シナリオシステム」と呼称していた。なお本作は、実は「逢魔が時」という物語の前編に過ぎず、ストーリーは未完のまま次作へ引き継がれることになる。前作の僅か1ヵ月後である2001年9月13日に発売されたが、内容は続編というより「前後編の後編」というべき位置付けである。前作のセーブデータを読み込むことで、前作の結末から続くストーリーをプレイできる(複数の結末に辿り着いていた場合は、その中から好きな結末を選択できる)。前作のデータがない場合は、「序章~河童~」というシナリオからスタートする。これは辰岡が江戸時代に行き寺子屋を始めるまでの経緯(前作のそれとは異なっている)と、前作の1シナリオ「河童」を再構成したエピソードとなっている。本作も序章を含めた6本のシナリオから成っているが、前作とは違いプレイできる順番は決まっている。ただし、一度クリアしたシナリオは自由に再プレイすることが可能となった。前作と本作のエンディングを全て見ると、原作者のメッセージと映像特典を見ることができる。「もう一つの逢魔が時キャンペーン」の景品。逢魔が時1・2の帯にそれぞれ印刷されている応募券を切り取り、送料分の切手を同封して送ると必ず入手できた非売品ディスク。2の後日談を描いたシナリオ「外伝」と、『ぷよぷよ』タイプのパズルゲーム「遊戯台」、サウンドテスト、2作の動画・静止画を再生できる項目などが収録されている。なお本ディスク入手者には、2002年に同社のサウンドノベル『月の光 〜沈める鐘の殺人〜』の発売告知葉書が郵送された。時は西暦2001年の夏。青年・辰岡勇太郎は1人の女性を追い、夕暮れの東京を走っていた。いままさに追い付こうとした瞬間、突然閃光が放たれ、辰岡は幕末の江戸へとタイムスリップしていた。記憶に欠落をきたした彼は、寺子屋を始めながら記憶を取り戻そうとする。自分は何者か?追っていた女性とは?そして江戸の町に続発する怪事件…。声優を起用しているが、ムービーでのみ使用されている。ゲーム誌「ファミ通」の「クロスレビュー」では合計24点(満40点)となっている。 ゲーム誌「ファミ通」の「クロスレビュー」では合計24点(満40点)となっている。
出典:wikipedia
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