『イヴの時間 Are you enjoying the time of EVE ?』(イヴのじかん)とは、日本のアニメーション作品。2008年8月から順次インターネット上で公開されている。「ファースト・シーズン」は各話約15分で全6話。2010年3月6日にファースト・シーズン全6話を編集した完全版が映画として公開された。吉浦康裕演出、原作、脚本、監督。アニメーション制作は、スタジオ六花。製作は、ディレクションズ。回り込むようなアングルの変化や刻々と画面上で推移する文字など、3DCGを含めたCG制作のメリットを全面に押し出した作品となっている。東京国際アニメフェア2010・第9回東京アニメアワード優秀賞OVA部門受賞作品、第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査員推薦作品。「未来、たぶん日本。“ロボット”が実用化されて久しく、“人間型ロボット”(アンドロイド)が実用化されて間もない時代。」アンドロイドはそれと分かるようにリングを頭に表示し、無表情で人間に奉仕する。だが、ロボットが社会の様々な分野に進出して人間から仕事を奪い、アンドロイドに精神依存する「ドリ系」と呼ばれる人々が確実に増え続けており、それを危険視する「倫理委員会」が広報活動に勤しんでいた。また、旧式化したロボットが不法投棄され主を持たない彼らが野良ロボットとして徘徊することが社会問題となっている。高校生のリクオは、所有するハウスロイド「サミィ」の行動記録の中に、命令した覚えのない行動を発見する。級友のマサキと共にGPSを辿って行き着いたのは「イヴの時間」という不思議な喫茶店だった。「人間もロボットも区別しない」ことをルールにしたその店では、誰もが人間らしく振る舞っており見た目では区別がつかない。彼らは思い思いにそこでの時間を楽しんでいた。リクオとマサキは好奇心から店に通うようになる。やがてリクオは店でウェイトレスのナギに悩みを相談しているサミィと鉢合わせてしまう。家で見せるそれとは別の貌のサミィにリクオは戸惑い、裏切られたような気持ちを抱く。マサキはロボット3原則に「人間に嘘をついてはならない」という項目がないことから、「ヤツらは平気で嘘をつく」とリクオに語る。リクオとマサキにはそれぞれロボットに傷つけられた過去があった。店とそこに集う「ヒトビト」と関わるうち、少しずつそこで出会う「ヒト」たちに心を開いていくリクオ。リクオの変化にかえって心を閉ざしてしまい、店には寄りつかなくなるマサキ。そんな二人をよそに「倫理委員会」の調査の手が「イヴの時間」にも及ぼうとしていた・・・。日本ではGyaO!(旧 Yahoo!動画)、ニコニコ動画と公式サイトで期間限定で配信されている(ニコニコ動画での配信はGyaO!〈Yahoo!動画〉の約1か月後)。海外でもフランス語や英語の動画サイトでそれぞれの言語で字幕を付けて公式に配信されている。今後、ドイツ語、イタリア語、スペイン語の字幕に対応予定。配信日はYahoo!動画を、DVD発売日は公式通販を基準とした。また、公式以外のDVD発売はact01 - act05が同月10日、act06は同月末日となっている。『イヴの時間 劇場版』は、2010年3月6日より再編集に新作シーンを加えた1st.シーズン完全版として、テアトル新宿および池袋テアトルダイヤで上映された劇場作品。2010年4月3日には大阪・テアトル梅田でも公開。配給はアスミック・エース。キャッチコピーは『ボクラノキョリ』。2009年12月26日より発売される数量限定前売特別鑑賞券では特製DVDの引換券が同梱。GyaO!では公開に先駆け同年2月18日-2月28日にオンライン試写会を実施。同年3月6日-7日の2日間限定で池袋テアトルダイヤ劇場内でコーヒーを飲みながら鑑賞できる『EVLEND試飲会』も実施。池袋テアトルダイヤでは3月6日の初日全回満席となり、池袋テアトルダイヤリニューアル後の初日動員興収成績第1位となっている。2013年5月に、日米の三つの制作会社、Pied PiperとDIRECTIONSとStudio Rikkaにより、海外向け劇場版ブルーレイ制作のためのキックスターターによるクラウドファンディングが開始された。当初の目的は、英語の字幕版を作るための1.8万ドルであったが、30日間で目標を1000%うわまわる20万ドルが集まったため、フランス語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、ロシア語、ポルトガル語、中国語などの多言語の字幕に加え、英語の吹き替え版も制作された。これに加え、イラストや小説などを含む海外版のみのオリジナルボーナスブックも添付された。『ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス)2010年5号から2012年6号まで連載された。原作は吉浦康裕、作画は第14回スクウェア・エニックスマンガ大賞入選の太田優姫が担当。『イヴの時間 another act』著者は水市恵、原作は吉浦康裕、イラストは茶山隆介。小学館ガガガ文庫より2010年3月18日発売。 ISBN 978-4-09-451193-2新紀元社より2010年2月発売。ISBN 978-4-7753-0793-92010年2月発売。シャディよりオリジナルブレンドコーヒー『EVLEND』が発売。『イヴの時間 act0X』 iPhoneアプリ。2012年1月10日公開。ボイスストーリー全6話やコーヒータイマー、アラーム機能が利用可能。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。