『GOLDEN☆BEST DIAMANTES』（ゴールデン☆ベスト ディアマンテス）は、DIAMANTESのベストアルバム。2004年6月2日発売。発売元はユニバーサルミュージック。「沖縄ラティーナ」を標榜して1991年にデビューし、沖縄のミュージック・シーンに大きな影響を与えることになったコンテンポラリー・ラテンバンドディアマンテスの代表曲を集めた廉価版ベストアルバム。各レコード会社から発売されているゴールデン☆ベストシリーズの中の1枚としてリリースされた。本作品は４枚目のベスト盤となる。ディアマンテスのベスト盤はこれまでに5枚発売されているが、本作品も含め、全てマーキュリー在籍時の音源から起こしたアルバムである。『LO MEJOR DE DIAMANTES 1993-1997』(1997)以外は、企画・選曲などすべての点においてディアマンテスが全く関与していないが、本作品も同様である。ただし、他のベスト盤には収録されていないヴァージョンを多数収録する配慮がなされている。このアルバムはシングル・バージョンから意欲的な選曲がされており、オリジナル・アルバムに収録されていないテイクは8曲にも及ぶ（別のベスト盤に収録された1曲を含む）。これまで発表されたベスト盤にはすべてアルバム音源しか収録されていないうえ、シングル盤が廃盤となった今、入手しにくいテイクを耳にすることが出来る唯一のアルバムである。また、ユニバーサルミュージック（マーキュリー・ミュージックエンタテインメントもしくは日本フォノグラム）以外のレーベルからリリースされたシングル曲も2曲収録されている。冒頭に最もヒットした「魂をコンドルにのせて」を、終曲にはそのアンプラグド・バージョンを配置するなど、全体的に選曲への配慮が強く伺える。その一方で、ジャケットやブックレットは曲名やアレンジャーなど、多くの点で正確性を欠いたリストとなっている。＜曲名表記の誤り＞＜アレンジメント表記の誤り＞収録曲15曲中、12曲に「編曲：清水信之」との記述があるが、清水がディアマンテスのアルバムにプロデュースで関わったのは2nd『エスペランサ』、3rd『コンキスタ』、4th『VIVA!!ディアマンテス』のみであり、その前後はディアマンテスによるセルフ・プロデュース作品である。また、清水との作業期間にあってもディアマンテスとの共同作業が多いこともあってか、本来オリジナル・アルバムではアレンジメント表記はなく、プロデュースが清水、コ・プロデュースがディアマンテスと表記されていた。

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