2008年のワールドシリーズは、2008年10月22日から10月29日まで行われたメジャーリーグのワールドシリーズである。第104回ワールドシリーズ。今年のオールスターゲームで勝利したアメリカンリーグがホームアドバンテージを得た、これでこの制度が初採用された2003年から6年続けてアメリカンリーグがホームアドバンテージを得ることとなった。アメリカンリーグはワイルドカードから勝ち上がってきたボストン・レッドソックスを破り、球団創設11年目の初のシーズン勝ち越し、地区初優勝を経てワールドシリーズ初出場を果たしたタンパベイ・レイズ。ナショナルリーグは西地区の覇者ロサンゼルス・ドジャースを破り1993年以来15年ぶり出場のフィラデルフィア・フィリーズとの対戦となった。結果は4勝1敗でフィラデルフィア・フィリーズが1980年以来28年ぶり2度目の優勝。MVPは第1戦と第5戦に先発し1勝0敗、防御率2.77、8奪三振の成績をあげたコール・ハメルズが初選出。表中のRは得点、Hは安打、Eは失策を示す。フィリーズは初回にシェーン・ビクトリーノが安打で出塁し、チェイス・アトリーの2ラン本塁打で先制。2回には満塁としたが、シェーン・ビクトリーノがホームベースでアウトとなったため、得点することができなかった。レイズも3回に満塁としたが、B・J・アップトンが併殺に倒れ、得点することができなかった。フィリーズは4回にカルロス・ルイスの安打で1点を追加、レイズもその裏にカール・クロフォードの本塁打で1点を追加し、5回には岩村明憲の安打で1点を追加。レイズ先発のスコット・カズミアーは、6回を投げ降板。リリーフ登板したJ・P・ハウエル、グラント・バルフォア、トレバー・ミラー、ダン・ウィーラーは無失点に抑えた。フィリーズ先発のコール・ハメルズは7回を2失点に抑え、勝ち投手の権利を得たまま降板。リリーフ登板したライアン・マドソンとブラッド・リッジは無失点に抑え、リッジはセーブを記録した。レイズは初回に出塁した岩村明憲とB・J・アップトンが、カルロス・ペーニャとエバン・ロンゴリアの遊撃ゴロ間にホームインした。その後、レイズは2回と4回に1点ずつを入れ、4対0とリードを広げた。レイズ先発のジェームズ・シールズはシェーン・ビクトリーノとグレッグ・ダブスに連続安打を浴び、6回2死で降板。ダン・ウィーラーがペドロ・フェリスを三塁ゴロに抑えた6回表を終えた。フィリーズは8回にエリック・ブラントレットの本塁打で1点を入れ、9回にも1点を入れたが、4対2で敗れた。第3戦は雨のため試合開始が1時間31分遅れた。フィリーズが初回にチェイス・アトリーの一塁ゴロの間に1点を入れ先制。レイズは2回の先頭打者のカール・クロフォードが二塁打を放ち、三塁へ盗塁し、ゲイブ・グロスのセンターフライの間にホームインし、同点とした。フィリーズはその裏にカルロス・ルイスが本塁打を放ち再びリードして、6回にはチェイス・アトリーとライアン・ハワードがワールドシリーズ史上14組目となる2者連続本塁打を達成。レイズは7回に2点、8回に1点を入れ、同点とした。しかし、レイズのJ・P・ハウエルは9回先頭打者のエリック・ブラントレットに死球を与え、ハウエルに代わり、グラント・バルフォアが登板。バルフォアの暴投の間にブラントレットは3塁へ。バルフォアはシェーン・ビクトリーノとグレッグ・ダブスに敬遠を与え無死満塁としたが、カルロス・ルイスが三塁へのゴロ間の間にブラントレットがホームへ帰還して、フィリーズがサヨナラ勝利を収めた。フィリーズが初回にパット・バレルが、満塁の場面で四球を選び、1点を入れた。3回にはペドロ・フェリスの安打の間に、チェイス・アトリーがホームインし1点を入れた。レイズは4回にカール・クロフォードの本塁打で1点を入れたが、フィリーズはその裏の攻撃でライアン・ハワードが3ラン本塁打を放ち、5対1とリードを広げた。レイズは5回に代打のエリック・ヒンスキーが本塁打を放ったが、フィリーズはその裏の攻撃で先発投手のジョー・ブラントンがソロ本塁打を放った。投手のワールドシリーズでの本塁打は1974年のケン・ホルツマン以来の快挙となった。フィリーズは先発のブラントンは6回を2失点(自責点2)に抑え、勝ち投手の権利を得たまま降板。8回にはジェイソン・ワースとライアン・ハワードが2ラン本塁打を放ち、10対2さらにリードを広げた。フィリーズの4人のリリーフ投手は無失点に抑え、ブラントンはシリーズ2勝目を挙げた。第5戦は試合前から降っていた雨が3回あたりから強くなり、6回表にレイズが同点に追いついたところでサスペンデッドゲームとなった。翌28日に再開される予定だったが、28日も雨天順延となり翌29日に6回裏から再開された。降雨によってサスペンデッドゲームとなったのは、シリーズ史上初。
出典:wikipedia
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