世自在王仏(せじざいおうぶつ)は、法蔵菩薩(阿弥陀如来)の師仏とされる如来である。梵名は「ローケーシュヴァラ・ラージャ」(Lokeśvararāja)。その意は「世間において自在である王」、「世間の中の自在者の王」であり、「世自在王」と訳される。別名は、音写された「楼夷亘羅」と、意訳された「世饒王仏」(せにょうおうぶつ)がある。法蔵菩薩が「嘆仏偈」(「讃仏偈」)で讃嘆し、「四十八願」・「重誓偈」(「三誓偈」)で誓いを述べた相手である。ローケーシュヴァラ(Lokeśvara)という語はシヴァ神や観世音菩薩に対しても用いられている。また『ローケーシュヴァラ讃』(Lokeśvararāja-stava)という書物が存在している。今をさかのぼること無数劫という遥か過去の時代の仏で、『無量寿経』のサンスクリット本『スカーヴァティー・ヴィユーハ』では「ディーパンカラ」から過去にさかのぼること81番目にローケーシュヴァラ・ラージャという名の如来(世自在王仏)が世に出られたと説かれ、康僧鎧による漢訳『仏説無量寿経』では「錠光如来」より54番目に世自在王仏が興出されたと説かれ。世自在王仏より前に興出された仏たちを「五十三仏」という。
出典:wikipedia
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