結氷(けっぴょう)とは、海、湖、池、沼、河川などの水面、あるいは滝などの流水が凍結すること。氷結などとも言い、湖などでは全体が結氷すると全面凍結ないし全面結氷と表現される。気温が摂氏0度を下回ったときに発生し、より気温が低いほど起こりやすい。ふつう、平地で冬に発生する現象であるが、高地や山岳地帯ではより早く発生し遅く終わる。結氷した氷のことを、海では海氷、湖では湖氷(こひょう)、河川では川氷・河氷(かわごおり)、滝では瀑氷(ばくひょう)と呼ぶ。また、結氷した滝を氷瀑(ひょうばく)と呼ぶ。気象庁は毎冬、初めて観測される結氷を初氷(はつごおり)、その日を結氷初日(けっぴょうはつび)としており、日本各地の気象官署で観測されている。また、毎冬最後に観測される結氷を終氷(しゅうひょう)、その日を結氷終日(けっぴょうしゅうじつ)としているが、こちらはデータの性質上その日からしばらく時間が経ってからしか確定しないので、ほとんど知られていない。一般に、凍った海や湖沼、川は色が白いので、凍っていないときに比べてアルベド(太陽放射の反射率)が高く、地球を冷やす効果がある。しかし、地球温暖化によって、結氷が見られる地域はより狭くなり、初氷はより遅く、終氷はより早くなると予想される。北極海などでは温暖化によって、海氷の面積が狭くなるだけではなく、厚さも薄くなることで春に解ける早さが早くなる。一旦、氷の面積が少なくなるとアルベドが下がるので、より多くの熱を吸収して水温が高くなる。それによって、更に氷が少なくなるといった悪循環(正のフィードバック)が起こることが懸念されている。湖などの結氷はその美しい景観から観光の対象となることが多い。厚い氷が覆って湖面や川面に立つことができる場合は、穴釣りやスケートなどを楽しむことができる。結氷した滝(氷瀑)はときにアイスクライミングの対象となる。ロシア、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、カナダ、アラスカ州などには、1年に6か月以上凍結している湖や河川も少なくない。
出典:wikipedia
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