『チェッカーズ』とは、バンド・元チェッカーズのメンバーである、歌手・俳優・タレントの高杢禎彦著の自伝エッセイである。2003年6月27日に新潮社から出版された。高杢の闘病生活(食道の下部半分、リンパ節62本、そして胃・胆のう・脾臓の全摘出といったガン手術)をきっかけに、自分の半生を振り返る意味で発売された自伝的エッセイ集。前半を闘病生活、後半を高杢の視点からのチェッカーズ結成・活動中の様子、メンバーの人間性、解散の経緯という形式で構成されていおり、チェッカーズ時代の活動や同バンド解散にまつわるエピソードが中心としている。なお、これに続けて2004年にには、同じく高杢著による『ガンが教えてくれた大切なもの』が刊行されているが、そちらではチェッカーズについては触れられていない。高杢にとって保育園時代からの幼馴染で、チェッカーズのリードボーカルでフロントマン(中心メンバー)であった藤井フミヤを批判した内容が含まれている。また、「俺が、チェッカーズのリーダーをやればよかった」と、リーダーの武内がフミヤの言いなりになっていたことを暗に批判した。その一方で、フミヤの実弟である尚之については、猛練習によってサックスが上達したというエピソードを示し、音楽センスやミュージシャンとしての姿勢を評価している。本作で批判された藤井フミヤに対し、チェッカーズの実質的なプロデューサーとしての立場にあった芹澤廣明も、女性週刊誌に「フミヤは金のために、(芹澤が提供した曲を蔑ろにして)オリジナル曲を発売するようになった」とコメントを寄せ、フミヤを非難した。芹澤は、チェッカーズ解散以降も高杢とは交流があり(高杢も作品内で芹澤のことを「師匠」と呼んでいる)、執筆の際に「自分が書きたいように思いっきり書けばいい」との助言をしている。しかしフミヤは、で「あの本は、高杢から見た真実なんだよ。仕方ないんだよ」というコメントを発するに止めた。2004年8月に元メンバーの徳永善也が死去。徳永と亡くなる直前まで交流があり、死の床へ駆けつけた5人(藤井兄弟、武内、大土井、WILD-Gの隅富太郎)が発起人となり、「徳永善也を送る会」が開かれた。高杢と鶴久政治は徳永との交流が途絶えていたため、参列しか許可されず、会では前から2列目(徳永家親族の真後ろ)に座った。その後、元メンバーであったのに発起人となることが出来なかったことを高杢・鶴久両名は不服とし、ワイドショーで抗議を行った。 また、送る会の会見でフミヤが、高杢の著書に関し「(第三者から)デタラメな内容だから読まないほうがいいよ、と助言された」と発言し、高杢側が「(当事者である自分が読んでいないのに)一方的にデタラメ呼ばわりするとは何だ」と激怒。「名誉毀損・営業妨害で、訴訟も検討している」と主張、その後ワイドショーにも出演し、自分たちの後ろに著書のポスターを貼り、鶴久と共に取材を受けた。元メンバー間の確執について、ワイドショーでも大きく取り上げられた。また、インタビューでは、高杢が堂々とフミヤを非難するのに対し、鶴久は「こんな時期なのに。命よりも重い確執ってあるんですか?」と号泣しながら発言した。その後、高杢は、2作目の著書が発売される前日に、「(藤井フミヤに対しては)告訴はしない」というコメントを出した。鶴久は、自身のソロシングル発売の際のインタビューで、フミヤに対し、「発売した楽曲は素晴らしかったし、(今でも)尊敬もしている」と発言している。フミヤは「(高杢に対抗して)自叙伝を発売するのでは?」と噂されたが、フミヤ本人はこれを否定した。
出典:wikipedia
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