センス・オブ・ワンダー()とは、一定の対象(SF作品、自然等)に触れることで受ける、ある種の不思議な感動、または不思議な心理的感覚を表現する概念であり、それを言い表すための言葉である。SF用語としての用法と、レイチェル・カーソンの著作『センス・オブ・ワンダー(The Sense of Wonder)』に由来する用法とがある。SF作家の森下一仁によると、SF用語としてのセンス・オブ・ワンダーという言葉は、「アメリカでは1940年代から使われていたらしい。」とされ、本語の初出は、1940年代まで遡れると思われる。ちなみに、レイチェル・カーソンの著作は1965年に出版された。SF小説等を鑑賞した際に生じる、ある種の不思議な感覚のこと。また、それを他者へと説明する為の語である。SF的な表現手法やアイディア、あるいは強烈なイメージによって、異化作用が特に働いた場合、生じることが多い。これについては、SF評論家の大野万紀の執筆した『帝都物語』書評の、次の一節からも伺える。「"現在実際に存在している都市というものが(中略)、ほんのわずか時間や視点を変えるだけで、どれほど異様な未知の様相を呈するか、本書ではそういった異化作用が積極的になされ、読者のセンス・オブ・ワンダーを誘っている。"」また、アメリカ合衆国のSF作家ブライアン・オールディスは自著の中で、この"センス・オブ・ワンダー"が1930~40年代におけるSFの特徴であると述べ、1970年代の初期と中期においてアメリカのSF小説は、抑制と小説技法を重視する新しい感性のもと、これを取り戻そうとしたと論じた。自然などからある種の不思議さを感じ取る感性を説明する為の語。
出典:wikipedia
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