『ヴァルキュリアの機甲』(-きこう)とはゆうきりん著のライトノベル。イラストは荻窪裕司。レーベルは電撃文庫。体内に原爆並みの破壊力を秘めた爆核を有するG・O(ジャイアント・オーガニック)。こう総称される謎の生物は2035年に初めて確認された。アメーバのようなそのG・Oは地中海で発見され、船上での調査を経てマルセイユに送られることになった。だがその数時間後、G・Oは大爆発を起こし、マルセイユは消滅。150万人の命が失われるという大惨事となった。2037年、アメーバ状の巨大生物がテキサス州南部の港湾都市ガルベストンに出現、二日後、前回と同じようにしてガルベストンは消滅した。今回の場合、政府によりG・O確保のため州兵が派遣されており、爆発の一部始終が記録され、NASA職員はリアルタイムでそれを確認していた。アメリカはバイオテロの可能性を説き、それから半年の間に同様の事件が無差別に起こってもその立場を変えなかった。やがて大国による新兵器の実験説がささやかれるようになり、各国は疑心暗鬼に駆られ世界戦争勃発まで危ぶまれた。その時、世界トップのバイオテクノロジー研究機関ワイズリーが人類の技術ではどうやっても実現不可能であり、よって自然災害でしかありえないと発表した。各国は冷静さを取り戻し国連で対策が講じられるようになった。あらゆる兵器が試され、核まで用いられたもののこの巨大生物を駆除することはできなかったが、ヨートゥンハイメン()の遺跡で発見された七本の巨大な槍にG・Oの細胞を崩壊させる力があることが判明。国連でこれらの槍を用いる計画C.O.V Project(ヴァルキュリア騎兵計画)が持ち上がり承認される。こうして人類はG・Oへの対抗手段を手にした。しかしこの計画にはある秘密があった。槍を振るいG・Oを倒す「ヴァルキュリア」たち、その正体は機械ではなく、平均身長16メートルの巨人の少女たちだったのだ。人類を守るため戦わさせられる彼女たちだが、その待遇は非人道的なものだった。新しくヴァルキュリア国連騎兵隊(UNCOV)に配属された二等海尉・天宮竜一郎は、前任者にかわって「ヴァルキュリア」たちを指揮する立場を与えられる。上からの「ヴァルキュリアを女の子扱いせよ」という注文のもと、竜一郎は試行錯誤しながら彼女たちと歩み寄り、共にG・Oの脅威と戦っていく。
出典:wikipedia
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