標準気圧(ひょうじゅんきあつ、、standard atmosphere)は大気圧の国際基準となる値であり、101 325パスカルと定められている。かつては圧力の単位として用いられていたこともあり、単位記号はatmと定められている。また、実用的には1バール=100 000パスカルであることを利用し、バールに置き換えられることもある。1気圧を1バールに置き換えた際に出る1 %程度の差異は大抵の用途には重大ではなく、一般的な圧力計では誤差の範囲となっている。1954年、国際度量衡総会(CGPM)の第10回総会において一般的な用途のための標準気圧が採用され、1平方センチメートルあたり1 013 250ダインの圧力(101 325パスカル)に等しいと定められた。この値は、CGPMの開催地パリと同緯度の平均海水面(mean sea level, MSL)における平均気圧を基にしている。この値は、世界の先進工業国の多くがフランスと同緯度にあるため、これらの国々での平均海水面における平均気圧ともだいたい等しい。化学においては、標準状態のうち「標準温度と圧力」(Standard Temperature and Pressure, STP)の以前の定義は、摂氏0度(273.15ケルビン)の温度と1標準気圧(1 atm=101.325キロパスカル)の気圧であった。しかし1982年に国際純正・応用化学連合(IUPAC)は物質の物理的状態を明確に示す目的で、「標準圧力」(standard pressure)は100キロパスカル(=1バール)と定義されるべきである、と勧告した。
出典:wikipedia
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