ピート ("Pete") は、ヤマネコをモチーフにしたディズニーのキャラクターである。フルネームはブラック・ピート ("Black Pete") 、またはペグレグ・ピート ("Peg-Leg Pete")。デビューは短編シリーズ『アリス・コメディー』の『"Alice Solves the Puzzle"(原題)』(1925年2月15日)で、ミッキーマウスよりも早い。その後も引き続き『アリス・コメディー』シリーズや、『オズワルド・ザ・ラッキー・ラビット』シリーズに登場し、ウォルト・ディズニーがオズワルドの版権を奪われてからも1933年まで同シリーズに登場していた。ミッキーのデビュー作である『蒸気船ウィリー』(1928年11月18日)にも登場し、それから今に至るまでミッキーのライバルでい続けている。このことから、ピートは最古のディズニーキャラクターの一人と言えるだろう。ロバート・ルイス・スティーヴンソンの小説『宝島』のジョン・シルバー船長がモデルと言われており、初期の作品ではそちらの設定に倣って『蒸気船ウィリー』などの一部作品を除きシルバー船長と同じく義足になっていることが多かったが、作画の効率化のためのちに義足の設定は削除された。しかしミッキー、ドナルド、グーフィーの三銃士の作中では再び義足になっている。DVDの映像特典であるミッキー達の解説によるコメンタリーによると特殊な方法で義手をつけているらしい。『エピックミッキー』に登場する過去のピート達も全員義手であった。『パパはグーフィー』(原題:"GOOF TROOP")シリーズでは、お隣のグーフィーの家と家族ぐるみの付き合いをしている。このシリーズではグーフィーから親友だと思われているが当の本人は嫌気が差している。しかし、この設定がある『グーフィー・ムービー』シリーズでは「俺達、やっぱり縁があるな」と言うなど嫌ってはおらずむしろ彼に友好的でTVシリーズとは異なり、親友と言える間柄である。ピートとグーフィーとは大学時代からの親友(実際はグーフィーがそう思っているだけ)らしいがグーフィーと関わると酷い目にあうと思い、彼を嫌っている(作品によるが基本的にグーフィーはピートとは今でも親友と思っている)。職業は中古車ディーラーの社長。ピートが粛清役でミッキー・ドナルド・グーフィーがいろいろとトラブルを起こす役という設定もあるが、ミッキーマウスの宿敵というキャラクター設定もあり、狡賢い悪役キャラクター設定になっている。特に際だつのが、「"子供が役に立つのは税金の控除の時のくらいのもんだ"」(第40話『ハエになったピート』より)というセリフ。しかし『パパはグーフィー』シリーズにおいては娘のピストルを溺愛しており、PJもなんだかんだで大切にしている。職業が「中古車ディーラー」というのもアメリカ的である。これは、アメリカ人にとって、「自動車ディーラー」は「歯医者」よりも行きたくない所らしく、「うまく口車に乗せられて売りつけられる」というイメージがあることから。アニメの中でも、廃車同然の車を高額で売りつけるシーンが何度も登場する。趣味は自家用クルーザーで釣りに行くこと。一部の短編作品やゲームなどでは、グーフィー同様本人ではなく彼によく似た人物(ジュリアスなど)が登場し、悪さをしていることが多い(これはエピックミッキーでピート本人が「色々な兄弟がいる」だと話している)。かなり皮肉屋でドナルド以上の短気なキャラクターという設定が目立つがその一方で間抜けで憎めない部分がある。一部の作品の説明でも根は善人と出ており、近年の作品では、「ハウス・オブ・マウス」で今までクリスマスパーティーに招待しなかった自分を招待してくれたミッキー達を助けたり、「ミッキーマウス クラブハウス」などでは仲良くしていることが多いなど昔に比べ、悪人度が下がっている。『エピックミッキー』でも当初は住民からは良く思われていなかったがミッキーの協力で和解し、どのピートも人々のために力を尽くす一面を見せる。『ミッキー、ドナルド、グーフィーの三銃士』のコメンタリーでも憎まれ口を叩きながらもミッキー達と仲良く会話する場面がある。クラシック短編集時代はミニーに好意を抱いており、キスをしようとしては嫌われ、攫うことが多かったが「ハウス・オブ・マウス」以降からは既に結婚しているためか興味はなく特に『ミッキー、ドナルド、グーフィーの三銃士』では王妃である彼女に不満を持っている。ミッキー達からは基本的に「ピート」と呼び捨てにされているが作品によってはさん付けしたり、ピート隊長などと呼ぶこともある。『キングダム ハーツ シリーズ』では、ミッキーとは上司と部下という関係のためか王様になってもミッキーからは「ピート船長」と呼ばれている。
出典:wikipedia
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