『魔界島 七つの島大冒険』(まかいじま ななつのしまだいぼうけん)は、1987年4月14日にカプコンが発売したファミリーコンピュータ用アクションゲームである。同年にMSX2にも移植され、2006年4月3日よりiアプリにて配信もされている。同社のアーケードゲーム『ひげ丸』を元にした作品(本作のタイトルロゴには「HIGEMARU」の文字がある)であり、同作品の主人公のモモタルーや敵キャラクターのひげ丸なども登場するが、「樽を投げつけて敵を倒す」という要素以外はまったく新しく作られており、ステージも1画面固定ではなく、切り替えスクロールによる十数画面分の広さを持つ島々が舞台となる。また、基本的に各島ごとにいるボスを探し出し、倒すことでゲームを進めて行くことになるが、次第に謎解きの要素も増えて行き、島々に隠されたそれらの謎を解き明かして行かない限り、最終目的を果たすことができないようになっている。ゲームは、海に停泊している海賊船を探し、船長を倒して島に入るための鍵を手に入れることで進行する。モモタルーは『ひげ丸』と同様に樽や岩などを拾って敵に投げつけることで攻撃する。複数の敵を同時に倒すと得点にボーナスが付く。モモタルーのアクションにはジャンプが追加されており、池や落とし穴を越えるために使用する。本作では得点がそのままライフとなっており、敵を倒したりアイテムを獲得することによってライフが増え(困難ではあるがカウンターストップまで増加が可能)、敵に接触したり、落とし穴などに落ちたりすることで減少。残数制ではなくライフが0になると即ゲームオーバーとなるが、パスワードを入力すれば、それまでの進行状況を保持した状態で再開することができる。パスワードは、海上以外であればセレクトボタンを押すと表示されるステータス画面で、いつでも確認することが可能。上述の通り謎解きの要素があるが、ゲーム中でヒントが提示されないものも複数存在し、鍵を手に入れなければ最初の島に上陸することさえできず海上をさ迷うことになる。また、マルチエンディングであり、宝玉を手に入れた数によってエンディングが変化する。海上では、モモタルーの操舵する船「アンカー号」で移動する。この場面のみ画面は任意スクロールし、Aボタンを押しながら操作することで高速移動も可能。南北(上下)方向はループになっているが、東西(左右)方向には行ける限界がある。タイトルにあるように7つの島が登場する。島ごとに敵やボスの他、様々なアイテムや仕掛け、助言を授けてくれる住民(「カイン族」と呼ばれる)などが存在する。また全ての島の最深部付近には、飛び込むと一気に入口付近へ戻ることができる穴(スタートホール)が存在する。島の入口からは、いつでも海上へ戻ることができる。以下、上陸できるようになる順に記述する。ビアドの財宝が眠る最終目的地。条件を満たすことにより、ジャックナイフ島に繋がる形で浮上する。船で上陸することは不可能なので、ジャックナイフ島に隠されている入り口から進入しなければならない。内部では敵らしい敵はおらず、サタンの像が火の玉を吐いて攻撃して来るだけである。最終ボスはストーリーでも触れられる「伝説の悪魔」。かつて魔界村から逃げ出したレッドアリーマーが、この地にたどりつき悪の神として崇められたものとされる。アルファベット表記は、(他のゲームでの表記との細かな違いなども含め)ゲーム中の表記そのままである。当初はアーケードの『ひげ丸』のファミコンへ移植版と、ファミコンオリジナル企画の『魔界島』と2本の別々のタイトルで開発は進められていた。途中からひげ丸が魔界島の企画へ吸収される形となり、最終的には『魔界島 七つの島の大冒険』の1本のタイトルへと企画変更された。
出典:wikipedia
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