『The Ruins Of The Lost Kingdom 』(略称:RoL)は、TOMOSHIBI.NET(灯 〜ともしび〜)がかつて制作していた3DアクションRPGである。灯が現在公開しているゲーム作品の中では第9作目に当たる。システム、グラフィック等が飛躍的に向上しており、灯曰く「これまでの集大成」に当たる作品ということである。しかしながら、プログラマーの離脱、従来のデフォルメされたキャラクターデザインからの変更に加え、灯恒例となった未完結のまま次回作の製作開始、等プレイヤー側としてみれば手放しに「これまでの集大成」とは言い切れない点がある。これは灯の作品について広く言えることだが、フリーゲームでありながら商用ゲームに肩を並べるほどの完成度を持つことで、このジャンルではVector等でも人気がある。発表後しばらくしてシェアウェアのパッチも発表されたため、純粋なフリーゲームとは言い難くなったが、その要素を抜きにしても他に類を見ないボリュームの作品であることは間違いない。作者も明言している通りやりこみ度の高い作品であることも特徴である。この作品以前には「Ruinas」という作品が存在した(つまり、このRuinasが第9作目となるはずであった)が、メインプログラマーが開発から離脱したためにプロジェクトは中止を余儀なくされ、そのリメイク版として新たに開発された作品が本作品である。したがってストーリーやシステムは同様のものであり、またRuinasのセーブデータを本作品に引き継ぐことも可能である。もっともRuinas自体は本作品のシナリオの2章に該当する部分までしか制作が進んでいなかったことから、現在ではオリジナルとなる要素の方が多い。なお、本作品を土台として開発された作品に同サークルの第10作目『The Ruins Of The Lost Kingdom Online』(略称:RoLO)があるが、こちらは用語やキャラクターの類似以外に接点は無い。システムも大きく異なっている。現在、RoLとRoLOの両ソフトウェアの「統合」作品として、『The Ruins Of The Lost Kingdom CHRONICLE』(略称:RoLC)が公開されている。ただし、よって、実質的にはこれは「RoLOの大型アップデートに際してRoLの要素を移入した」ものにすぎず、本来のRoLの開発は未完のまま終了することが確定された。シナリオモードでは、ストーリーを進めながらボスを倒していく事が中心である。ストーリーに分岐はなく、選択的な要素もあまり無い。シナリオを進める上での細かな要素はフリーモードと同様。フリーモードでは、キャラクターの育成と装備の強化、各種アイテムの収集が主な目的である。シナリオモードでストーリー上仲間にしたキャラクターの殆どはフリーモードでプレイヤーキャラクター(PC)として、シナリオモードでの主人公と同様に操作することができる。シナリオモードと異なる大きな要素としてはキャロドの迷宮、及びバトルアリーナがあり、それぞれアイテムの収集とAI編集を目的としている。二つの大国が互いの覇権をかけて争い、数多の小国が戦乱のさなかに消え去っていった時代…。「竜心王」ラウレス王治めるサンベルナ王国が周辺諸国に平和を呼びかけるも、騎士国家リアンツ帝国と魔術国家ゼメア教国との抗争の前にはあまりにも儚い夢でしかなかった。そんな時、一つの遺跡が発見されたのだった…。ゲームのジャンルは3DアクションRPGであり、基本的にはキーボードやゲームパッドを用いたコマンド入力を主体とした操作である。操作対象のPCは3人称視点で右手に武器、左手に指輪を持ち、それぞれ物理攻撃、魔法攻撃を行うことができる。これらを組み合わせて敵を攻撃をする。武器の種類及び指輪の属性ごとに異なる通常攻撃と、多種のスキルの組み合わせによって非常に多彩かつ複雑な攻撃パターンが存在する。特に連続して次々に敵に攻撃を当てていくものはコンボとして扱われ、その組み合わせを考えることはこのゲームの大きな要素の一つである。アクションゲームであるが、攻撃以外の空間的なアクション要素はあまりない。ジャンプは存在するがその利用法は限定的で、また基本的にゲーム内で3次元的な移動自体が殆ど要求されない。攻撃においては跳躍型のスキルがあったり、空中で発動するスキルのエフェクトが変化したりといった要素が存在する。また、PC以外の全てのキャラクター、モンスターはAIによって行動する。仲間のAIやバトルアリーナでのモンスターのAIは自由に編集することができ、これもこのゲームの大きな要素の一つである。ゲーム内には数多くのアイテムが登場する。それらのアイテム、とりわけ装備品を収集することも主たる要素の一つである。非常に入手が困難なものも存在し、このゲームのやりこみ度の高さと大きく関係している。装備品には素材を合成することができ、それによって装備品を強化することもできる。また特定の素材を合成することで武器と指輪は精錬を行うことができ、精錬によって新しい装備品に作り変えることができる。マップは全て3Dで、ダンジョンの他に宿屋や店もある。移動は主に足であるが、各所に様々なタイプのワープポイントがあり、目的に応じて使い分けている。キャラクターに立ち絵などはなく、またあらゆるゲーム内の登場物はプレイ時、会話シーン時などで同じグラフィックを使用している。大別すると装備品と素材であり、装備品は武器・指輪・防具に分けられる。更に武器は短剣・細剣・長剣・曲刀・刀・斧・鎚・杖・棍の9種類、指輪は鉱石(物理)型・宝石(魔法)型の2種類、防具は軽装備(服)・軽防具(軽鎧)・重防具(鎧)の3種類に分類されそれぞれ多くの種類がある。特にゲーム内でその名称が黄文字で表記されるものはユニーク装備と呼ばれ、特殊な入手方法でしか入手できない(キャロドの迷宮では全てが入手できることになっている)。一部のユニーク装備は非常に入手が困難または限定的である。また、存在のみが知られる装備品(カーズナイフなど)もある。装備品には様々な能力値と能力補正値が与えられる。このうち材質値と基本パラメータ補正値に影響を与えることができるのが素材であり、これも多種の素材が存在する。素材ごとに影響できる値は決まっているが、その数値はランダムである。したがってより高い値を持つ素材を入手することがより強い装備品を作る要素である。クラスとはそれぞれのキャラクター毎に与えられた職種のようなもの。
キャラクター毎に取れるクラスは決まっており、扱える武器、防具もクラスにより決まっている。しかし、どのクラスも指輪による魔法は使用可能。
また、武器、指輪に込められているスキルをいくつ使えるかもクラスによって異なる。(スキルについては後述)
各クラスに扱える武器を記述しているが、その後に書かれているレベル数(0~5)が使えるスキル数である。
0の場合はスキルは使えないが、通常攻撃は可能という事である。
ちなみに武器は短剣、細剣、長剣、曲刀、刀、斧、鎚、杖、棍の九種である。各キャラクターが最初から習得しているクラス。遺跡各地に散らばるオベリスクを調べることでクラス習得クエストが発生する。
そのクエストをクリアすると上位クラスが習得できる。キャラによって習得できる上位クラスは決まっている。広大な領地と多くの騎士団を背景に、世界統一を掲げる騎士国家。リアンツ帝国のキャラクターを仲間にする場合、基本的にリアンツ帝国以外のキャラクターでは仲間にできない。多くの民族を一つの宗教で束ね、高度な魔法技術を誇る宗教国家。ゼメア教国のキャラクターを仲間にする場合、基本的にゼメア教国以外のキャラクターでは仲間にできない。「蒼銀の牙」カルが組織した集団。多くの盗賊団を傘下に収めて拡大を続けている。アルレナの民という民族から構成される集団。主にゼメア教国を相手にしている。メンバーは普段ハンターギルドのハンターとして活動している。
出典:wikipedia
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