キック・ユニオンは、日本のキックボクシング団体。略称はケーユー。通常はK-Uと表記される。英語表記では「ボクシング」が付いて「Kick Boxing-Union」となっている。1998年に全日本キックボクシング連盟より脱退し創設。連盟結成時の参画ジムである八王子ファイティングスポーツジム(以下、八王子FSGの略称で記す)の会長の小林秀至が連盟代表も兼ね、同ジム(〒193-0834 東京都八王子市東浅川町8-1)内に連盟の本部が設けられている。2001年、他の3団体とともに日本キックボクシング(NKB)を設立した。当キック・ユニオンをはじめとする4団体はNKB傘下となった。NKBは統一王者、統一ランキングを認定している。以降、キック・ユニオンの興行は、全てNKB実行委員会が認定している。老舗団体・全日本キックボクシング連盟(以下、略称AJKFと記す。金田敏男代表)が分裂したものである。すなわち、当時同連盟に所属していた、14のジムが、1998年に同連盟から脱退した。その直後、これら14のジムによって設立された新団体が、キック・ユニオン(以下K-U)である。1998年6月14日、後楽園での記者会見にて公表された。このK-Uという組織は、有力ジム八王子FSGが主導して分裂、設立したものである。当時同ジムは、当時人気上昇中であった王者佐久間晋哉を擁していた。また、連盟代表・本部は一貫して同ジムが務めている(連盟の運営は八王子により行なわれていた)。連盟には参加しなかったが、黒崎健時の黒崎道場も選手を継続参戦させていた。黒崎はいうまでもなく藤原の師である。1998年7月24日に後楽園ホールで旗揚げ興行「キック・ユニオン設立記念試合 K-U Foundation」を行った。K-U設立に参画したジムには、全日本キックボクシング連盟の当時の王者(全日本王者)のうち以下の3名が所属していた。K-Uは、この3人を、そのまま、K-Uの初代王者として認定した。この三王座と、メルチョー・メノーを中心に据えた興行を開いた。2回目の興行(同年9月22日・後楽園ホール)が開催されたときには、なぜかメノーは「K-U世界スーパーライト級王者」になり、K-Uウェルター級王者だった鈴木達也は「K-U世界スーパーライト級1位」にランクされた。鈴木が全日本ウェルター級王座になったのは、1997年2月21日の全日本キックにおいて大谷浩二(征徳会)との王座決定戦を制したからだが、征徳会もK-Uに参加しており、大谷は(当初K-Uウェルター級1位)旗揚げ戦においてウェルター級ランキング戦をやっただけで、2回目の興行ではK-Uウェルター級王者に認定されていた。2回目の興行でライト級王座が小林聡(藤原ジム)に移動し、翌1999年前半は小林を中心に興行を組んだ。稲毛道場はそのままの形では残らず、稲毛所属の鈴木が1999年選手を引退した。藤原ジム、征徳会、杉並ジムは1999年に脱退。習志野ジムも2000年脱退。藤原は最終的には全日本キックへ、征徳会はNJKFへ、杉並は日本キック連盟へ、習志野はMA日本へ移った。1999年には唯一残されたエース選手の佐久間が引退した。そして習志野ジム脱退の後、K-Uは約半年に渡り全く興行が打てなくなる。2000年後半から2001年3月までは興行は打てたもののそれは単独の興行でなく、全てアジア太平洋キックボクシング連盟(以下APKF。実質、mtoongジム(旧・みなみジム)1つのことを指す)との合同興行となった。APKFと一体化していた2001年1月29日、ニュージャパンキックボクシング連盟(以下NJKF)興行で、4団体の交流強化が表明された。交流ということは興行において日常的に選手の貸し借りを行うということである。選手調達面からいえばすべての興行で上記4団体合同興行をしているようなものである。同年7月8日の会見で、上記4団体の上位団体日本キックボクシング(NKB)の設立と「NKB統一ランキング戦」の開催が発表された。こうしてNKB統一王者決定のためのトーナメントが開始された。NJKFは2005年1月をもってNKBから離脱した。その後NKBの実務はK-U代表の小林秀至(八王子FSG会長)が行っている。2000年12月1日のAPKFとの合同興行を最後に、K-Uは後楽園ホールで興行を打たなくなる。K-U単独の興行はNKB構想公表後の2001年から再開し、K-Uの東京での興行は2002年以降現在までディファ有明で行っている。2008年7月20日にディファ有明で「K-U創立10周年記念興行」を開催。第11試合終了後に、K-U代表の小林秀至に花束とK-Uのロゴと加盟ジムが入った横断幕が贈呈された。小林にはこの記念セレモニーについて知らされておらず、最初は驚いたが、涙を流す一幕もあった。
出典:wikipedia
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