医学のたまご(いがくのたまご)は、海堂尊による日本の小説。2008年に理論社から刊行された。2013年の桜宮市を舞台にした『夢見る黄金地球儀』よりもさらに未来の2022年の東城大学医学部付属病院を舞台に、論文捏造問題を取り上げて医学生として医学の研究をすることになった中学生の奮闘そして戦いを描く。『田口・白鳥シリーズ』からも一部のキャラクターがそれぞれ出世する形で登場している。医学・医療情報が掲載されている月刊誌日経メディカルで2007年2月から2008年1月まで連載され、理論社の「ミステリーYA!シリーズ」で単行本化。文体も横書きで中高生向けに作られた小説となっている。内容に関しては医療関係者からも評価されている。児童向けの作品なので、毎回、当時小学生だった娘に読ませて感想を聞いた。執筆時のBGMは、ルルティア「ロスト バタフライ」。世界的なゲーム理論学者・曾根崎伸一郎の息子である曾根崎薫は桜宮中学校に通う中学生。歴史以外の勉強はからっきしだった薫だったが、潜在能力試験で全国一位の成績を取ったことから、東城大学医学部付属病院解剖学教室の藤田教授の目にとまり、日本初の中学生医学生として東城大学の医学部に通うことに。かくして“スーパー中学生医学生”としてマスコミにも注目された薫は、医学に対する無知を医学オタクの三田村の知恵を借りてフォローしながら医学生としての生活を過ごすことに。だが研究の最中にレティノブラストーマにおける大発見をしたことから、薫はその研究の論文にまつわる欲望と悪意が渦巻く大人の世界に巻き込まれていく。
出典:wikipedia
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