『感染列島』(かんせんれっとう)は、2009年1月17日に公開された日本映画である。主演は妻夫木聡、檀れい。監督は瀬々敬久。配給は東宝。2008年5月のカンヌ国際映画祭で、ストーリーが話題を集め大きな反響を受ける。さらに、公開前の時点でハリウッドによるリメイクの計画がある。ロケは主に新潟県で行われた。また、この映画を原作とした漫画が『ビッグコミックスペリオール』(小学館)で連載されていた。キャッチコピーは「神に裁かれるのは、人間か?ウィルスか?」。ある日、救急救命医である松岡剛が働くいずみ野市立病院に1人の急患が運び込まれる。その患者は今まで人類が経験したことの無いウイルスに感染していた。謎のウイルスは瞬く間に院内に広まり、院内は戦場と化した。この患者が発症したウイルスは新型のインフルエンザなのか、それとも新種のウイルスなのかと見当のつかないものであった。数日後、WHOからメディカルオフィサーである小林栄子が派遣されてくる。小林は松岡らに「このウイルスが国内に広まったら3ヶ月以内に交通網・都市機能が停止、半年後には感染者数が数千万人にのぼる」というあまりにも残酷な事態が起こるという予想を告知した。2009年7月24日発売。発売元はTBS、発売・販売元は東宝。2009年4月から全日本空輸及び日本航空の一部の国際線で機内上映されていたが、2009年新型インフルエンザでの状況と映画の内容が似ていることから、全日本空輸では5月いっぱいで機内上映中止された。2009年3月5日、本作(韓国公開時タイトル『ブレイム:人類滅亡2011』)を韓国に輸入したKTHが、制作サイドの許可を受けないまま編集し結末まで変更した改ざん版を、無断で国内上映していたことが判明した。本作は本来、ウイルスによる悲劇を克服した人類の姿がエピローグに盛り込まれたハッピーエンドだったが、KTHは、ウイルスによる被害が徐々に広がる様子だけを見せるエンディングに編集していた。TBSは、封切り2日前にこうした事実を把握したため、KTHに公式に抗議。原本のままの状態で上映するよう要求した。KTH側は原本通りの上映を約束したにもかかわらず、作業時間上の問題を理由に、原本のエンディングから2分間を付け足した117分(原本は全138分)の改ざん版のままで封切りした。TBSは、KTHの行為に対して「結論を正反対に変えたのは創作者の意図にも完全に反する。エンターテインメント業界の一員としてこの問題を軽視、黙認することはできないと判断した」と遺憾を示したが、KTH関係者は「TBSとのコミュニケーションにミスがあり生じたハプニングにすぎない。任意編集した事項についてはTBSの了解を求めており、現在は日本が制作した原本通りに上映している」と反論し、一切謝罪しなかった。本作は防衛省・陸上自衛隊の撮影協力を受けており、エキストラとして陸上自衛隊の車両やヘリコプター、及び実際の自衛隊員が出演しているが、一部のシーンでは陸上自衛隊の装備や被服のレプリカを着用した民間のエキストラが自衛隊員として出演・演技している。そのため、実際の自衛隊員とは装備や服装が微妙に異なる隊員が画面に登場しているシーンが幾つか存在する。終盤で舞台となる東南アジアの架空の国、アボン共和国のシーンはフィリピンで撮影されており、マニラやネグロス島にてロケが行われた。アボン共和国のシーンに登場する現地政府の警察官はフィリピンの民間警備会社が演じており、警備会社の所有している現金輸送用の装甲車が警察車両として登場している。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。