『新ゲッターロボ』(しんゲッターロボ)は、永井豪、石川賢原作のロボットアニメOVA。2004年夏から全13話がバンダイビジュアルよりDVD全6巻で発売された後、2010年10月9日から2011年1月1日まで、BS11デジタルの『ANIME+』枠でテレビ放送された。本作は、石川賢の生前にアニメ化されたゲッターロボ作品で最後にあたる。特徴としては、漫画版『ゲッターロボ』の持つアナーキーさと暴力描写を前面に押し出しているほか、根幹のストーリーなどに石川賢のSF時代劇作品の影響も大きく、他のゲッターロボの映像作品とは異なるテイストで描かれている。一般的なヒーローもの作品のような「人類を守るために敵と戦う」というよりも、敵が自分たちを襲ってくるから戦わざるを得ないという話になっている。そしてストーリーが進むにつれ、作中における災厄の原因はゲッターの側にあり、ゲッターこそが“邪”なる存在であると思わせる描写も濃くなってくる。本作の主役として登場するゲッターロボは、それまでに発表されたどのゲッターロボとも異なるデザインである(従来のゲッターロボである初代ゲッターロボ、ゲッターロボG、ゲッターロボ號も「プロトタイプ・ゲッター」や、異世界のゲッターロボのような形でわずかに登場している)。突如、人類に牙を剥いた者たちがいた。その姿は古来から伝わる伝説の生き物「鬼」そのものであった。ゲッター線研究の第一人者である早乙女博士は、鬼たちに対抗するべくゲッター線を動力とする巨大ロボット・ゲッターロボを開発するが、試作型のゲッターロボでは鬼に太刀打ちできなかった為、新型のゲッターロボの開発と、それを乗りこなせる3人のパイロットを見つけ出した。1人目は空手の達人ながらも空手界を追放された、流竜馬。2人目はテロ組織のリーダー、神隼人。3人目は暴れん坊から僧侶となった、武蔵坊弁慶。いずれも、曰く付きだが、ゲッターのパイロットには適しており、3人は鬼との戦いに身を投じていくのだった。本作のDVDの初回版には挿入歌のシングルCDが付属していた。2006年7月26日にこの挿入歌とOP・EDをまとめたボーカル集『新ゲッターロボ Vocal Collection DRAGON BATTLE』が発売されている。ゲッターロボのデザインや武装のみならず、早乙女研究所や、作品の世界観にも初期アニメにおける『ゲッターロボ』より、むしろ『ゲッターロボG』のテイストが多く取り入れられている。研究所は第1話では『ゲッターロボ』時代のものだが、第2話以後は『ゲッターロボG』時代のフォーダムGになっている。また、本作の敵である「鬼」も、出自は異なるものの『ゲッターロボG』の敵勢力である百鬼帝国に通じる。初期アニメ当時に「少年サンデー」に連載されていた作品が原作の一部(全部ではない)として用いられている。
出典:wikipedia
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