『FairlyLife』(フェアリー・ライフ)は2008年10月10日にHOOKから発売されたアダルトゲーム。HOOKの7作目であり、第4作の『Like Life』と同様、萌え擬人化を題材とした恋愛アドベンチャーゲーム。主要なヒロインの数は5人。タイトルのFairlyLifeには「平等な命」「公平な生活」といった意味がある。なお、発売日の10月10日は「萌えの日」である。角川書店の漫画雑誌「月刊コンプエース」2008年11月号から2009年1月号まで森崎くるみによる漫画化作品も連載されていた。登場キャラクターの中で特に人気があるのはメインヒロインの「高岡未来」とサブヒロインの「頼子」の二人であり、この二人を題材としたファンディスクが後に制作された。二人は本作のビジュアルファンブックの表紙イラストにもなっている。2008年12月末開催の「コミックマーケット75」では、未来(みく)を題材としたミニミニファンディスク『みくりまくり』付き描き下ろしテレカが販売され、2009年1月23日には一般店頭販売も開始された。その一年後、2009年12月末開催の「コミックマーケット77」では頼子(よりこ)を題材としたミニミニファンディスク『よりこりまくり。』付き描き下ろしテレカが販売された。2010年2月25日にはGN SoftwareよりPlayStation Portable版『FairlyLife MiracleDays』(フェアリー・ライフ ミラクル・デイズ)が発売。なお、擬人化という点でLikeLifeと共通しているが続編ではなく『同じ世界を舞台とした別作品』であり、時系列に差がある。唯一関わりがあるのは、あさがおの元々所属していた組織だけであり、互いの登場人物同士の面識は全くない。よって、LikeLifeをプレイしていなくても問題はない。都会に程近い閑静なベッドタウンである船見市にある「船見学園」に通うごく普通の生徒である少年「高岡晃範」は、幼馴染の「山南南」とその日の朝、いつものように登校していた。二人が学園に到着したとき、学内の体育館にすさまじい爆音が鳴り響いた。ニュースによると、コントロールが利かなくなった人工衛星が墜落したのだという。墜落現場に向かった二人だったが、不思議なことにそこには衛星の破片らしきものがまるで見当たらない。代わりにそこで発見されたのは背中にロケットブースターを背負った謎の少女だった。「あさがお」と名乗るその少女は、自分こそが墜落した人工衛星だと主張する。彼女は晃範に会いたいがために人の姿になって宇宙から地上に降りてきたというのである。その日を境に、晃範の周囲では携帯電話や冷蔵庫、ティッシュボックスといった様々なモノが「擬人化」し始める。モノが擬人化するときはそのモノの製造年などに関係なく、晃範と同い年くらいの女の子。LikeLife、FairlyLife共にモノが男に擬人化することは一切なく、必ずモノは女性である。このことはHOOK公式サイトのFairlyLifeのイントロにも記されている。体はあさがおや未来のように普通の人間の大きさで普通の人間と同じ機能を持つ場合と小冷やちりのように小さなマスコットタイプになる場合がある。なお、全てのモノは擬人化したモノ後もモノだった頃の機能を持っている。つまり、普通の人間の機能+モノの機能を持っている。ただし、モノだった頃の機能と必ずしも完全一致するとは限らない。また、モノに文字が書かれていた場合は擬人化した後も体のどこかにそのまま現れる。犬などの動物とも会話でき、擬人化していないモノともある程度会話が可能。歳は擬人化した後からとり始める(スタートは主人公と同い年くらい)。モノ同士でもそれぞれに個体差、個性、血液型やパーソナリティがある。製造年月日と関係なく、誕生日がある。同じモノでも見た目もそれぞれ違う。食事は摂らなくても問題ないが、摂ることもできる。基本的にモノの時より長持ちし、人と同じくらいは生きられるようになる。なお、モノが擬人化する理由はLikeLifeでは有川あとり(正確には有川家の家系の人間)の力が関係している事が判明するが、FairlyLifeでは特に理由は明かされない。また、LikeLifeではルートによっては最終的に擬人化が収束し、元のモノに戻ったが、FairlyLifeでは特にそのような事は起こらなかった。主要人物達(主人公とヒロイン達)はいずれも船見学園2年C組に所属するクラスメイト同士。このゲームでは序盤から第7話までの共通ルートをFor You Mode(フォーユーモード)、第8話以降の各ヒロイン別個別ルートをFor Me Mode(フォーミーモード)と呼ぶ。For Me Modeのいずれかのルートをクリアするとタイトル画面の「おまけモード」から番外編となるExtra Scenarioと、各ヒロイン別特別モードであるUltimate Status(アルティミットステイタス)が選択できるようになる。(詳細はゲーム公式サイトの「システム」欄を参照)For Me Modeの各エピソードは「おまけモード」の「シーン回想」で鑑賞できる。加奈子編と頼子編にはHシーンがある。2008年9月19日から第5章の途中までがプレイ可能な体験版(キャラクター音声あり)が公式ウェブサイトよりダウンロード可能。10月1日には5人のヒロインのHシーンの一部が収録された「Hオンリー体験版」が公開された。また「TECH GIAN」2008年11月号付録のDVD-ROMに収録された体験版にはオリジナルストーリー『メキシコより愛を込めて』も収録されている。森崎くるみによる漫画版は「月刊コンプエース」の2008年11月号から2009年1月号まで全3話が連載された。単行本化はされていない。あさがおの攻略ルートをもとに構成されており、ゲームでは名前の判明していないRAEL社員の男性に「新村賢哉」という名が付けられていた。
出典:wikipedia
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