パラジウムリアクター(Palladium Reactor)は、賀東招二作の小説『フルメタル・パニック!』に登場するパラジウムを用いた架空の常温核融合炉である。パラジウムリアクターを用いることによって、驚くほど高出力で静粛性の高いジェネレーター(電源)の製造が可能となったとされる。ASの動力炉であり、ガーンズバックやトゥアハー・デ・ダナンなどに搭載。これを搭載することによってガーンズバックのような第三世代ASは、第二世代のものと比較にならないほどのパワーと高静粛機動を可能としている。設定上、撃破されても爆発・暴走はしないが、内部プラズマの制御が失われると、隔壁を融解させる程の高温となる。通常の原子力潜水艦と同様に水を加熱、その水蒸気によってタービンを回し、電力を得る方式。ただし、核分裂炉が核融合炉に変わっている。メリットとしては、既存の原潜と同じ仕組みになっているので信頼性が高く、出力も大きなものとなる。さらに飛行甲板を持つトゥアハー・デ・ダナンの場合、発生した水蒸気を蒸気カタパルトに利用することができる。デメリットはサイズが大きくなり、重量も増大してしまう。そして、通常の核分裂炉に比べて最大8ヶ月ほどと連続運用可能時間が短い。サーミオニックと呼ばれる技術を利用した方式。加熱したパラジウム電極を真空にさらすと熱電子が遊離する。これを真空をはさんで設置した対になる電極で受け止め、電流を発生させるというもの。メリットはASサイズに搭載できるほどの小型化が可能なこと。デメリットはさほど大きな出力が出せないこと。
出典:wikipedia
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