SL冬の湿原号(SLふゆのしつげんごう)とは、北海道旅客鉄道(JR北海道)が釧網本線釧路駅 - 標茶駅・川湯温泉駅間にて2000年(平成12年)1月8日から運行している、蒸気機関車牽引による臨時列車である。台湾鉄路管理局CK124SL列車と姉妹列車である。(2014年3月12日締結)2014年(平成26年)、JR北海道では蒸気機関車には新型の自動列車停止装置 (ATS) の搭載が難しく、北海道新幹線の開業準備を優先させる必要性があることから、同年度を最後にSL函館大沼号、SLはこだてクリスマスファンタジー号、SLニセコ号を廃止する検討に入ったが、SL冬の湿原号については存続の方針となっている。2月を中心に1月から3月まで運行される。2013年(平成25年)は牽引機の1つであるC11 207の車輪トラブルのため、一部の日はディーゼル機関車牽引による「DL冬の湿原号」として運転された。釧路湿原を縦断するため、タンチョウ、エゾシカ、オオワシなどの大型野生動物に出会うことがごく普通であり、その際には列車を停止させてやり過ごすことがある。観光列車であるため、車内アナウンスによるガイドや乗車記念品の車内販売も行われる。また、この時期、JR北海道は知床斜里駅 - 標茶駅間で臨時バス「ツインクルバス知床号」を運転し、SL冬の湿原号と同様、2月を中心に1月から3月までの期間、網走駅 - 知床斜里駅間を運行する観光列車「流氷ノロッコ号」からの乗り継ぎを実施している。一度の運行に約400人前後が乗車する、人気の高い観光列車である。釧路駅 - 東釧路駅 - 釧路湿原駅 - 塘路駅 - 茅沼駅 - 標茶駅※川湯温泉駅まで運行する場合は、摩周駅にも停車する上記の2両の蒸気機関車が重連で運転されたこともある。また、2001年(平成13年)1月21日に川湯温泉駅で開催されたイベント「北海道SLサミット」に合わせて、反向重連で運転されたこともある。牽引される客車の基本的な編成内容は以下のとおり。標茶・川湯温泉方が1号車。2010年(平成22年)に運転開始10周年を迎えてからは、5号車としてスハフ14 507が増結されることもある。前述の反向重連の運転の際には、ホッパ車(ホキ800形)と有蓋車(ワム80000形)がそれぞれ1両ずつ釧路方に増結された。
出典:wikipedia
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