糸島市(いとしまし)は、福岡県最西部に位置する市。糸島半島の中央部および西部と、その南側から南西の福岡県西端部の一帯を市域とする。北側と西端部は玄界灘に面し、東側は福岡市に接する。南部は脊振山地があり佐賀県と接している山岳地域で、南西部は唐津市に、南東部は佐賀市に接する。糸島半島の付け根とその西側の玄界灘沿いの地域を筑肥線(筑肥東線)が東西に通っており、同線沿線の旧前原市域を中心に近年ベッドタウン化が進んでいる。また豊かな自然環境や、カフェ等飲食店舗の増加、福岡都心まで都市高速またはJR利用で30分程度という立地もあり観光地・移住先としても注目を集めている。※外部リンク 糸島が“住みたい街ランキング”で第1位(糸島市HP)旧前原市は「糸島市」の後に従来の町・大字を続ける。他2町は旧町名に合わせ従来の大字の前に「二丈」「志摩」を冠する。律令制下では怡土郡と志摩郡に分かれていたが、1896年4月1日、郡制に基づき両郡を合併させて糸島郡となった。市名の由来となっている同郡の名称は合併前の両郡の名前をつなげて別の字を宛てたものである。旧郡名の由来についてははっきりしないが、怡土については弥生時代にその存在が魏志倭人伝に記述される伊都国との類似性が地理上と音韻上の両面から指摘されており、志摩についても島との音韻上の一致が指摘されている。さらにこれらを裏付けるように、旧怡土郡地区からは大量の副葬品を伴う平原遺跡などの弥生時代の遺跡が何ヶ所か発見されており、同じ弥生時代には旧志摩郡地区も、ごく一部を除いて旧怡土郡地区とは船越湾から今津湾にいたる水道によって分離された状態であったと考えられている。市内各地から縄文時代の磨製石斧や縄文土器が出土している。中国の歴史書である「魏志倭人伝」には、弥生時代に栄えた「伊都国」の記述があり、糸島地方を伊都国と推定する研究者が多い。市内の史跡平原遺跡(ひらばるいせき)の方形周溝墓からは日本最大(直径46.5センチメートル)の銅鏡「大型内行花文鏡(内行花文八葉鏡)四面」(国宝)が発掘された。この平原遺跡は伊都国の女王墓であろうと考えられている。一説(原田大六の説)によれば「天照大御神(大日孁貴)の墓」であり、この出土品の大型内行花文鏡(内行花文八葉鏡)は八咫鏡であるという。福岡県は、政令指定都市である福岡・北九州両市以外では面積・人口とも中小規模の自治体が多かったことから、いわゆる「平成の大合併」において市町村合併を推し進めた。その結果、1999年3月から2006年3月までの7年間に97市町村→66市町村と3分の2程度に減少したものの、なお不十分として各市町村に合併を求めた。JR筑肥線(筑肥東線)の電化・福岡市営地下鉄との相互乗り入れによって人口が増えてきた糸島地域についても同様に合併を求められた地域であるが、地域の中心となる前原と、周辺にあたる志摩・二丈との間では、合併によって一極集中・周辺地域の衰退がますます進むのではないかといった不安から、合併には温度差があり、過去に度々議論が頓挫した。2002年には、当時の合併特例法に基づく協議会が設置され、2006年元日を合併期日とすべく準備が進められたものの、上記の理由により破談している。しかし、その後住民の意識も変わり、3市町が行った住民投票などで、いずれも合併に賛成する意見が反対を上回り、2008年、県と3市町の議会が合併承認手続きを行った。そして2009年4月16日付官報本編で、糸島市発足が正式に告示された。これに伴い、志摩町、二丈町が所属する糸島郡(前原市も市制を施行する前に所属していた)および「前原市」は消滅したが、新市名として「糸島」の名前は残った。ゆうちょ銀行とかんぽ生命保険は事業所を設けず、市内の郵便局が代理店となっている。最寄は福岡空港。JR筑肥線の利用により乗り換えなしで行く事が出来る。所要時間は筑前前原駅より約45分である。中心駅は筑前前原駅。市役所等の主要な公共施設は同駅周辺に集中している。時間帯によっては快速も走ることがあり、快速は筑前前原駅と筑前深江駅に停車する。平日は波多江駅にも停車する。昭和自動車(昭和バス)が運行する路線バスと、糸島市が昭和バスに委託して運行するコミュニティバス「はまぼう号」がある。昭和バスは糸島市と福岡市中心部を結ぶ高速バス「いと・しま号」を運行するほか、一般路線として糸島市北部の野北・芥屋・船越など海寄りの地域を結ぶ路線を運行している。かつては現在の糸島市内各地に路線を保有していたが、多くの路線を廃止もしくは糸島市コミュニティバスに移管した。糸島市コミュニティバスはかつて昭和バスが運行していた市域南部の山間部や糸島市と福岡市の今宿・周船寺を結ぶ路線のほか、旧3市町の中心部相互間を結ぶ庁舎線、糸島市と九州大学伊都キャンパスを結ぶ九大線も運行している。糸島市では高速バス「いと・しま号」を除き市内全バス路線の運賃が200円均一となっている(庁舎線は100円均一)。また糸島市コミュニティバスの福岡市内区間も200円均一である。2012年4月28日から土日祝日に筑前前原駅・志摩庁舎と市北部の海岸沿いの観光地の間を運行する路線バス「いとしまの〜んびり周遊バス」(福岡伊都バスに委託)を運行していたが、これは2014年3月限りで廃止されている。糸島市の所属する前原MAは、隣接する福岡MA(福岡市及び春日市、太宰府市など周辺地域)と同じ092であるが、MAが異なるため、通話は県内市外(隣接)扱い(NTT西日本利用で3分間21円)となる。ただし、特例で福岡MAと通話する際に市外局番 (092) は不要となっている。
出典:wikipedia
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