南へ行こう（Southbound Duckling、1955年3月12日）は、トムとジェリーの短編作品。ある晴れた日、アヒルがジェリーに「僕は南に行くから。」と挨拶をしにきた。自分が渡り鳥だと勘違いしてしまったのである。ジェリーは図鑑を持ってきて説明するのだがまったく聞き入れようとしない。仕方ないので南へ行くための手伝いをすることになった。そのうちアヒルを食べようとするトムもまきこまれてドタバタをくりひろげる。そして南国行きの飛行機にジェリーとアヒルは乗りこみ、トムは車輪につかまり南国へと向かった。ついにハワイにやってきた二人。「ここならネコもいないしね。」などとしゃべっていたときに……。備考作品の最後に、トムがバケツをアヒルの子とジェリーに、閉じ込めて、後に、傘をしめて、The Endの文字が、演出された。本作はトムが勝利した数少ない話である。TBS系および他系列で1964年～1990年頃まで時折放映された。DVDにも収録。

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