原宿団地(はらじゅくだんち)は、東京都渋谷区にかつて存在した住宅団地である。日本住宅公団が開発・分譲したが、老朽化のために高層マンションへの立て替えが決定、2010年(平成22年)までに閉鎖された。1957年(昭和32年)に竣工。正式名称は「原宿住宅マンション」。各戸の間取りは2DK、広さは35-37mであった。住棟配置の設計は津端修一で、「(自身が師事した)アントニン・レーモンドが手がけたような、全ての部屋に緑の風と光が行き渡る、ガラス張りのコアのある住宅を市民たちにプレゼントしたい」というテーマでの設計であったという。完成から50年以上が経過して建物が老朽化したが、好立地であることから、マンション化による再生が計画された。内容は、従来の団地6棟を地上19階建てのマンション1棟に立て替えるというもので、住戸数を従前の倍の220戸程度として建て増し部分を一般に分譲することで収益が確保される。事業には新日鉄都市開発と三井物産が参加し、2010年(平成22年)春の建設開始、2013年(平成25年)の完成が予定されている。この計画は原宿住宅団地管理組合(理事長: 坪郷佳英子)によって進められたが、総合設計制度を用いての幅50メートル、高さ60メートルという大型マンションを建築する計画には近隣住民からの大きな反対を受けている。工事着工後も、高層マンション建築に反対する幟やメッセージカードが、団地正面の外苑西通り(キラー通り)沿いや街のあちこちに数多く設置されている。2010年(平成22年)1月には、総合設計許可処分の取消しを求める行政訴訟が近隣住民より提起された。その後2011年(平成23年)5月中には新マンションの建築が実際に開始された。立て替え後の戸数は220戸となり、各戸の広さは50-129mとなる。全体のうちの70戸が旧原宿住宅の所有者向けで、残りの150戸は2012年(平成24年)春より販売、2013年(平成25年)9月には引き渡されるという。2011年(平成23年)9月までには、当該再開発物件が『ザ・神宮前レジデンス』と命名され、住宅分譲の予告広告が開始された。売主には新日鉄都市開発と三井物産のほかにNTT都市開発が名を連ね、実際の販売は三菱地所レジデンスと三井不動産レジデンシャルによって行われる。同物件の敷地面積は5,176m、開発面積は5,336mで、高層部分と低層部分から構成される地上18階・地下2階建ての建物が2013年(平成25年)4月下旬に完成、総戸数は地権者用72戸を含む220戸となることが案内された。
出典:wikipedia
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