クリュメネー(, )は、ギリシア神話の女神、あるいは女性である。長母音を省略してクリュメネとも表記される。主に、などのほか数人が知られている。以下に説明する。このクリュメネーは、オーケアノスとテーテュースの娘で、ティーターンのイーアペトスとの間にアトラース、メノイティオス、プロメーテウス、エピメーテウスを生んだ。一説にイーアペトスの妻はアシアー。クリュメネーをプロメーテウスの妻とする説もある。このクリュメネーは、エチオピアの王メロプスの妻で、太陽神ヘーリオス(アポローン)との間にパエトーンとヘーリアデスと呼ばれる娘たちを生んだ。パエトーンは自分の父が神であると自慢したが、それを友人のエパポスに馬鹿にされたため、母クリュメネーに父が神である証拠を求めた。そこでクリュメネーはヘーリオスの館を訪ねることを勧め、パエトーンはヘーリオスのもとに行って1日だけ太陽の戦車を駆ることを要求した。しかしパエトーンは戦車を引く天馬たちを御することができず、進路をはずれて地上に大火災を起してしまい、ゼウスの雷に撃たれてエーリダノス河(現在のポー川)に墜落した。クリュメネーは嘆きながらパエトーンを探して世界中を放浪し、エーリダノス河畔に墓を見つけ、娘たちとともに嘆き悲しんだ。そして娘たちは墓のそばで木々に変わったという。なお、このクリュメネーもオーケアノスの娘といわれる。このクリュメネーは、オルコメノスの王ミニュアースとヒュペルパスの娘エウリュアナッサの娘で、イーアソスとの間にアタランテーを生んだとも、ピュラコスとの間にイーピクロスを生んだとも、クリュメノスの妻で、イアーソーンの母アルキメデーの母であるともいう。さらにそれより以前にヘーリオスとの間にパエトーンを生んだとも言われる。このクリュメネーは、クレータ島の王カトレウスの娘で、アーエロペー、アペーモシュネー、アルタイメネースと兄弟。カトレウスによってナウプリオスに売り渡されてその妻となり、パラメーデース、オイアクス、ナウシメドーンを生んだ。このクリュメネーは、ヘレネーの侍女で、パリスがヘレネーを誘拐したときにもう1人の侍女アイトラーとともにトロイアに連れて行かれた。トロイア戦争後クリュメネーは捕虜となり、アイトラーとともにテーセウスの子デーモポーンとアカマースに与えられ、アテーナイに行ったという。
出典:wikipedia
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