東湖八坂神社（とうこやさかじんじゃ）は、秋田県潟上市にある神社である。素戔嗚尊社伝では坂上田村麻呂の創建となっているが、確実な記録としては康平3年（1060年）に勧請されたとなっている。古くから御衣宝刀社、登宇古宮、副川社、天王堂、牛頭天王神社、牛頭天王宮など多くの名で呼ばれてきた。南秋田郡天王町（現在の潟上市）の名の由来ともなっている。江戸時代には、領主である佐竹氏の崇敬を受け、秋田十二社に列せられた。明治14年（1881年）に県社に列し、同17年（1884年）に「東湖八坂神社」を正式名称とする（『県・郷社以下等級調』）。毎年7月7日の例祭の東湖八坂神社の統人行事（通称・牛乗り、蜘蛛舞）は昭和61年（1986年）に国の重要無形民俗文化財として指定されている。

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