羅江県（らこう-けん）は中華人民共和国四川省徳陽市に位置する県。羅江は成都平原東北部に位置する三国時代の蜀（蜀漢）からの文化景勝地であり、清代の文学者である李調元の出身地である。現在省級歴史文化名城に指定されている。「三国険要の区、両川咽喉の地」と称され、古代四川省の交通の幼少とされた。蜀の劉備に仕えた龐統が戦死したのは羅江白馬関落鳳坂であるとする伝承がある。羅江の面積は447.88平方キロメートル、平原と丘陵が連接した地理特徴で、四川盆地中亜熱帯湿潤型気候区に属し、典型的な農業県地である。省級歴史文化名城に指定された羅江は長い歴史を有する。304年頃、成漢の時代に万安県が設置され、747年（天宝6載）、唐朝により羅江県と改称され、その後変遷を経ながら1996年に現在の名称に再度改称され現在に至っている。羅江の森林面積は全体のに34.11％に達する。また豊富な天然ガスを算出し県内の主要エネルギー源とされ、またそれを使用した発電事業も盛んである。10鎮を管轄する「工業強県」戦略の採用により、県内にはプラスティック原料、電子材料、機械、食品、建材、軽工紡織の6大産業を育成してきた、「中国金花梨の古郷」と称された羅江は、既に金花梨、調元棗、羅江青椒、羅江豆鶏などの特産品を産出している。「潺亭水城」（せんてい-すいじょう）も新たな羅江の観光資源となっている。

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