四夷(しい)あるいは夷狄(いてき)は、古代中国で中華に対して四方に居住していた異民族に対する総称(蔑称)である。古代中国において、異民族の支配を含め、中国大陸を制した朝廷が自らのことを「中国」、「中華」と呼んだ。また、中華の四方に居住し、朝廷に帰順しない周辺民族をと呼び、「四夷」あるいは「夷狄」(いてき)と総称した。夷狄とは中華思想における支配民族(漢民族や漢人とは限らない)による異民族への蔑称を意味する。夷狄戎蛮(いてきじゅうばん)や戎狄(じゅうてき)、蛮夷(ばんい)とも呼ばれた。中華(華の中)に対し、夷狄は外世界(華の外)を指す言葉で、未開・野蛮を意味する。したがって19世紀になるまで中華と非中華である夷狄との間に対等な外交は存在せず、朝貢と呼ばれる従属関係のみが結ばれた。古代文明の進化の差異や朝廷に帰順しない周辺民族から絶えずに攻撃や略奪を受けたことから、これらの呼称に蔑んだ意味を込めたが、現代中国では学術的以外これらの言葉は死語になっている。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。