ベルン-レッチュベルク-シンプロン鉄道ABDe2/8 701-705形電車(ベルン-レッチュベルク-シンプロンてつどうABDe2/8 701-705がたでんしゃ)は、現在ではスイスの最大の私鉄であるBLS AGとなっているベルン-レッチュベルク-シンプロン鉄道およびその各系列会社で使用された旅客荷物合造電車である。アルプス越えルートの一つであるレッチュベルクルートを擁するベルン-レッチュベルク-シンプロン鉄道(Bern-Lötschberg-Simplon-Bahn(BLS))は本線であるレッチュベルクルートのほかに首都ベルンやシュピーツを中心に系列会社による路線網を持っていたが、こういった路線などでの区間列車用に電車による短編成列車を導入することとなった。以前よりベルン-レッチュベルク-シンプロン鉄道では、CFe2/6 784-785形やDe4/5 791-796形といった電車を使用していたが、いずれも本線で旅客列車や貨物列車を牽引することも考慮した頑丈な台枠を持つ重量のある電車であったが、本機の元となったCe2/4形はこれらとは全く異なる軽量構造の短編成区間列車用の電車として電気部品をSAASが、車体および機械部分、台車をSLMが担当して製造されており、1935年に最高速度90km/hの性能を持つ一次形がシュピーツ-エルレンバッハ鉄道、ギュルベタル鉄道、ベルン-ノイエンブルク鉄道に各1両、1937年に最高速度110km/hの二次形がエルレンバッハ-ツヴァイジメン鉄道とギュルベタル鉄道に各1両の計5両が配備されている。また、同じく本機の元となったBCF形客車はCe2/4形が牽引することを考慮した専用の客車としてSLMが製造を担当して1939年に4両が製造され、シュピーツ-エルレンバッハ鉄道、エルレンバッハ-ツヴァイジメン鉄道、ギュルベタル鉄道、ベルン-ノイエンブルク鉄道に1両ずつ配備されている。その後1946年にはCe2/4形とBCF形を固定編成とする改造を実施してBCFe2/8形となり、その後1956年の称号改正によりABFe2/8形、さらに1962年の称号改正によりABDe2/8形となって使用されている。各機体の履歴は下表の通り
出典:wikipedia
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