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中村橋派出所警官殺害事件

中村橋派出所警官殺害事件(なかむらばしはしゅつじょけいかんさつがいじけん)とは、1989年(平成元年)5月16日に発生した、元陸上自衛官の男が拳銃を奪取する目的で警察官2名を殺害した強盗殺人、公務執行妨害等の事件である。1989年5月16日午前2時50分ごろ、東京都練馬区にある警視庁練馬警察署中村橋派出所(現在の中村橋交番。西武池袋線中村橋駅南口近く)で、勤務中の巡査(当時30歳、殉職により警部補へ二階級特進)が派出所脇にあった放置オートバイを移動させていた際に近づいてきた若い男に職務質問していたところ格闘になり、サバイバルナイフで刺された。そこへ警ら勤務から戻ってきた巡査部長(当時35歳、殉職により警部へ二階級特進)が叫び声を聞いて駆けつけたが、胸や背中などを刺して何も取らずに逃走した。巡査部長は拳銃を3発発射したあと、派出所に戻り非常ベルを押したところで力尽きた。2名の警察官は病院に運ばれたが、出血多量で死亡した。犯人の逃走経路には凶器となったサバイバルナイフや双眼鏡のキャップ、軍用の特殊な軍手や着衣などの遺留品が捨てられていた。また事件後、警察官殺しを祝す声明文が送られるなど、挑戦的な行動がみられた。なお、この時に現場に残された双眼鏡のキャップは同年4月に発売されたばかりの製品でまだ販売数が少なかった。逮捕後、池袋の家電量販店で購入された事が判明した。警視庁は被疑者として元陸上自衛隊陸士長(当時20歳)の男を逮捕した。被疑者の自宅アパートは現場となった派出所まで500mの距離であった。捜査段階で被疑者が述べた動機は、銀行強盗で大金を得ていい生活がしたかった、現金輸送車を襲撃する準備として警察官の拳銃を奪おうとしたというものであった。被疑者は自動車運転免許を取得したり、大型二輪車を購入するなどの準備をしていた。犯行時には前日から派出所裏で待ち伏せし、警察官が一人になる機会をうかがっていたことも明らかになった。被疑者の家庭環境は複雑であり、9歳で両親が離婚して母親に引き取られ、後に別の男性と再婚したが喧嘩が絶えず、高校卒業直前にまたも離婚した為、大学進学をあきらめ自衛官に任官した。教育訓練後、静岡県御殿場市の滝が原駐屯地に配属され、「粘り強く攻撃能力に優れている」と評価される真面目な自衛官であったが辞職した。その後は東京都内でフリーターをしていたが、貧乏生活から抜け出す為に本件犯行を計画した。検察は、多額の金銭を獲得する為に行った卑劣な行為であるとして死刑を求刑した。一審の東京地方裁判所は1991年5月27日に死刑判決を下し、判決文では被告人の生育環境などが屈折した考え方を持つ原因になったとしたうえで、犯行は自己中心的なもので社会的影響が大きいとして死刑しかないとした。その後、弁護側は被告人には精神障害があり、犯行時には心神喪失か心神耗弱の状態にあったとして控訴、さらに上告したが、証拠隠滅を図るなど計画的犯行であったとして、いずれも認められず、最高裁判所は1998年9月17日に上告を棄却し死刑が確定した。2003年に犯行時心神耗弱であり精神状態の再鑑定が必要であるなどと主張し再審請求している。2016年現在、東京拘置所に収監されている。

出典:wikipedia

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