『キッス・アライヴ2』(KISS ALIVE Ⅱ)は、1977年にキッスが発表した2作目のライヴ・アルバム(一部スタジオ録音の新曲を含む)。『地獄の軍団』(1976年)、『地獄のロックファイアー』(1976年)、『ラヴ・ガン』(1977年)の収録曲をライヴ演奏したものをアナログ1面~3面に収め、4面には新曲5曲を収録した変則ライヴ盤。ライヴの収録は主にロサンゼルスのLAフォーラムで行われ、一部日本その他のステージからの収録を含む。4面も含めてプロデュースはエディ・クレイマーがキッスと共同で手がけた。彼らの出世作となった1975年のライヴ盤『地獄の狂獣 キッス・ライヴ』(ALIVE!)の続編として企画され、当時のステージで演奏されている曲でも、『地獄の狂獣』に収録された初期のナンバーは意図的に外された。従って実際のコンサートのセットリストをそのまま再現してはおらず、「ライヴ・バージョンによるベスト・ヒット」もしくは「ライヴ・テイク・コレクション」といった位置づけのアルバムである。(その後も彼らは同一の手法による企画盤をいくつか発表している)全編にわたり途切れることなく続く大歓声をオーヴァー・ダビングしているほか、ポール・スタンレーのリード・ヴォーカルの後ろでポール・スタンレーのバッキング・ヴォーカルが聴こえるなど、編集(手直し)も大胆に(ためらいなく)行われている。4面のスタジオ録音には、ボブ・キューリック、リック・デリンジャー等外部ミュージシャンが起用された(クレジットはされず)。オリジナルアナログLPはゲートフォールド・ジャケットに豊富なカラー写真を掲載したブックレットを挟み、メンバーそれぞれのキャラクターを模したプリント・タトゥーが付けられるなど、豪華な装丁となった。1977年10月にリリースされ、翌78年の1月7日にビルボードTOP200の7位まで上昇。ダブルプラチナムを獲得。また、2006年には『アライヴ1975-2000ボックス・セット』の中の1枚として収録された。ライヴ・テイク(旧アナログ盤1~3面)スタジオ録音(旧アナログ盤4面 1977年9月、ニュージャージー州パサイクのキャピタル・シアター、ニューヨークのエレクトリック・レディ・スタジオで収録)本作収録曲の大半がレコーディングされたLAフォーラム公演の実際のセットリストは以下のとおり。本作未収録曲が5曲あり、実際のコンサートからは大幅に改編されていることが分かる。当初は初来日ツアーの日本武道館公演を収録・一部編集し、『ROCK AND ROLL PARTY IN TOKYO』というタイトルで発売が予定され、ミックスダウンのスケジュールや製造番号まで決定していたものの、急遽中止になった。「忙しくてミックスダウンをしている暇がない」とバンド側から返答があったという。当時の日本ビクターは「ミュージック・ライフ」等の音楽雑誌に既に広告を載せていたために何とか発売してくれるよう交渉したが、カサブランカ・レコードからの良い返答はなく、ライヴアルバムとしての音源化は未だに迷宮入りとなっている。なお平成16年にNHKの特集番組「NHKアーカイブス」の中で、当時放映された「ヤング・ミュージック・ショー」におけるキッスの初来日公演(東京・武道館大ホール)の演奏の模様(全15曲中9曲)が放送されている。
出典:wikipedia
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