『テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー2』 (TALES OF THE WORLD Radiant Mythology 2) は、2009年1月29日にバンダイナムコゲームスから発売されたPlayStation Portable用RPG。本作は『テイルズ オブ』シリーズの外伝的作品である。公称ジャンル名は「君のためのRPG」。『テイルズ オブ ファンタジア』から『テイルズ オブ ヴェスペリア』までのマザーシップタイトル(本編作品)10作品、およびエスコートタイトル(外伝作品)の『テイルズ オブ ザ テンペスト』から計50人がゲスト出演する。前作では一部のキャラクターは戦闘に参加しなかったが、今回は非戦闘員以外は全員戦闘に参加する。『テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー』の続編だが、ストーリーの関連は薄い。また前作とは「世界樹」「ディセンダー」などの一部の要素は共通しているが、キャラクター設定は同じ人物でも異なっている。主人公を自分で作成するキャラクターメイキングに関しては、双剣士、大剣士、モンクといった新しい職業や、新たなボイスパターンなどが追加されている。BGMはデフォルトの戦闘曲とマップ、イベントを中村和宏が担当し、桜庭統と椎名豪がそれぞれ戦闘曲を5曲提供している。また、歴代シリーズの戦闘曲がアレンジされて使用されており、シリーズのイベント曲もいくつか使用されている。桜庭と椎名の曲は各ダンジョンに設置されている「精霊台石」のパズルを解くと選ぶことができるようになる。主題歌はBACK-ONの「flyaway」(オープニングテーマ)、「where is the future?」(1周目のエンディングテーマ)、「Re:Start」(2周目以降のエンディングテーマ)。ジャケットはリバーシブルになっており、裏は特典DVDのジャケットと同じものと、ヴェイグとセネルを除いた主人公のカットイン集となっている。前作よりバリエーションが大幅に増えている。ボイスパターンは男女それぞれ10パターン(条件を満たすともう1パターン追加)に増えている。戦闘勝利時のポーズは前作ではボイスパターンとセットで決められていたが、今作では個別に決めることができる。肌や髪の色は2周目以降にはRGBを詳細に設定することができる。前作では1度容姿を決めると変更はできなかったが、今作では周回プレイ毎に設定しなおすことができる。物語にかかわる重要任務や、モンスター退治などの様々なクエストを請け負っていく。また、テイルズ オブ シリーズのキャラクターから修行の依頼や、一騎討ちの勝負を持ちかけられることもある。クエストにも種類があり、チャットに話しかけることで受けられる「ストーリークエスト/サブクエスト」と、テイルズ オブ シリーズのキャラクターから個人的に依頼される「キャラクタークエスト」がある。基本的には前作と同じ「FR-LMBS」であり、戦闘では3D空間を「フリーラン」で自在に動き回ることができる。また、軸補正、作戦の詳細な設定など、『テイルズ オブ イノセンス』の要素が多く取り入れられており、一部のキャラクターは空中でコンボを繋げることが可能となっている。「オーバーリミッツゲージ」も前作に引き続き登場するが、前作のシステム「連携」はなくなり、『テイルズ オブ イノセンス』の「インフィニティジャム」が登場する。オーバーリミッツ中に発動でき、ゲージがなくなるまで敵の動きが停止し、パーティメンバー全員で敵一体を一方的に攻撃し続けることができる。術技には3つのスロットが用意されており、各スロットに4つの術技、合計12個の術技をセットできるようになっている。キャラクターごとの強力な術技「秘奥義」は前作から大幅に改良されており、全員にカットインの演出があり(主人公や傭兵は職業に対応した紋章)、敵が残り1体の時に秘奥義を発動し、その途中で敵のHPが0になるとその時点で戦闘終了するという問題点も解消された(秘奥義演出が終わってから戦闘終了する)。なお、『テイルズ オブ ファンタジア』・『テイルズ オブ エターニア』の一部のキャラクター、『テイルズ オブ リバース』・『テイルズ オブ レジェンディア』のキャラクターには秘奥義は存在しない(秘奥義を覚えないのは「原作を尊重したため」と語られているが、秘奥義のない『テイルズ オブ ザ テンペスト』から出演している2人はそれぞれ「獣化」「セイクリッドシャイン」を秘奥義として習得する)。前作では、秘奥義は全術技を修得およびマスターすることで修得できたが、今作では秘奥義が使えるキャラクターは全員LV.45で秘奥義を覚え、術技をマスターする必要もない。また、消費TPは前作の100から1になっている。今回登場する敵キャラクター(エネミー)については前作同様『テイルズ オブ ジ アビス』が9割以上採用されているが『テイルズ オブ ジ アビス』以降の敵キャラクターも少ないが採用され登場している。新しく追加された職業前作に引き続きネットワークに対応しているが、PCを経由してではなく、PSPからのみ接続可能となっている。前作のセーブデータを読み込むと、ゲーム中に以下の新たな要素が解放される。クリア後に周回プレイと継続プレイの内、継続プレイを選ぶと発生するクエスト。『テイルズ オブ シンフォニア』のゼロスと『テイルズ オブ ジ アビス』のジェイドが司会となり、テイルズ オブ シリーズのキャラクターと様々なトークを繰り広げるという、「ビバ☆テイルズ オブ」の番外編。ゼロス役の小野坂昌也による『テイルズ オブ ジ アビス』の特典DVDでの発言が元ネタ。舞台は世界樹が齎すエネルギー「マナ」によって生命が育まれている世界グラニデ。この世界では、遠い昔に戦乱を終結に導いた世界樹の守護者ディセンダーの逸話が伝説として語り継がれていた。ある日、海賊船バンエルティア号の甲板に、空から主人公が降ってきた。自分の名前以外何も覚えていない主人公はバンエルティア号を拠点とするギルド「アドリビトム」に所属し、ある目的のためバンエルティア号に乗り込んで旅をしている少女カノンノや、テイルズ オブ シリーズのキャラクターたちと共に、「小さなお手伝い」を始めていく。枯渇しつつあるマナに代わる新たなエネルギー「ラルヴァ」の研究が行われていることを知った主人公たちは、ラルヴァのデモンストレーションに立ち会う。ラルヴァ研究者のジャニスはラルヴァについて「特殊な資源を使わず生成可能」という利点と、「マナの少ない場所でしか生成できない」という欠点を集まった科学者たちに説明する。この欠点に疑問を持った主人公たちの調査により、ラルヴァが生物の負の想念によって生まれるものであることや、負の想念を浴びた人間が魔物となってしまうことが明らかとなる。ジャニスが世界樹の根を切ろうとしていることを知らされた主人公たちはジャニスの元へ向かい、ラルヴァの正体について話す。ジャニスは根を切ることをやめるが、誤って世界樹を傷つけてしまい、溢れ出た負の想念が人の形を取って現れ「ゲーデ」と名乗る。世界樹から溢れ出た負の想念が世界を包む中で、主人公がディセンダーであることが明らかとなる。また主人公たちが異世界の賢人ニアタに教えられた世界樹の修復方法を試みる中で、世界樹が負の想念をマナに変えていることが明らかとなる。修復された世界樹が負の想念を吸収してマナに変えていくが、ゲーデが妨害する。主人公はゲーデを退け、ゲーデとともに世界樹へと帰る。世界樹が危機に瀕したとき、世界を守護するために世界樹の守り手「ディセンダー」が現れるとされ、負を祓う力を持つ。グラニデでは過去に一度、昔起きたマナ争奪戦争の際に現れており、戦争を終結に導いた。このときのディセンダーの物語は絵本などで世間に知られているが、信憑性の点ではおとぎ話程度にしか考えられていない。現れた場合、その前に出現した際の記憶を覚えているか忘れているかはディセンダー自身の願いによって変わるらしい(パスカ・カノンノは前者、グラニデのディセンダーは後者を選んでいる。主人公も継続プレイを選択すると、記憶を覚えた状態で再出現する)。世界樹は世界の中心に位置し、負を受け止めマナに替えている。世界の生みの親であり、世界に刻まれた人々の営みなどの「記憶」を基にして種子をつけ、新たなる世界を生み出す生命体。グラニデの世界樹は元々パスカの世界樹の種子から生まれた。内部にはダオスという人物が世界樹の記憶として存在している。負は人間(生物)が生み出す、妬みや恨みなどの感情。消滅させることは不可能。誰もが「負」を抱えており、それが顕著になるとその負を持つ人物や、怪物の姿を形作ることがある。グラニデの精霊が世界樹に「負」を送る儀式を「穢れ流し」と呼ぶが、精霊セルシウスは負を「無」にするものだと思っていた。実際は上述の通り「負」を「マナ」に変えている。会話中にはシリーズキャラクターの故郷「グランマニエ皇国」や「ナパージュ村」などが登場するが、ゲーム本編では行くことはできない。名前の横の★は本作で新規参戦したことを意味する。『Side-BN』Vol.39からVol.50まで連載された。主人公の名前は「ロア・ナシオン」。インターネット公募で決められている。予約特典DVDに1話と2話が収録されている。当初はオリジナルエピソードを交えながらも原作通りにストーリーが展開していたが、後半は駆け足気味になり、最終話はロアが最後の戦いへ赴くところで終っている。単行本ではその後のロアとゲーデの戦いが描かれている。
出典:wikipedia
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