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アサリ

アサリ(浅蜊、蛤仔、鯏、、学名: )は、異歯亜綱マルスダレガイ上科 マルスダレガイ科に属する二枚貝の一種。食用として重要な貝の一つである。季語は「三春」。広義にはアサリ属に属する二枚貝の総称で、日本でもアサリ以外にヒメアサリ(学名: )もアサリと呼ぶ場合が多い。最大殻長6cmほどになる二枚貝。貝殻の模様は横しまや様々な幾何学模様など非常に変異に富み、色も黒無地、白黒、白茶、茶色無地、青無地、青白など多様で、同じ模様をした個体はいないほどである。ただし北海道の個体は大型で、貝殻には目立った模様がなく、一様に黄褐色がかった色をしている。日本、朝鮮半島、台湾、フィリピンまで広く分布する。地中海(アドリア海とティレニア海)、フランス(ブルターニュ地方)、ハワイ諸島、北アメリカの太平洋岸に移入されている。汽水状態を好み、成貝は海岸の潮間帯から干潮線下10mほどまでの、浅くて塩分の薄い砂あるいは砂泥底に分布する。底質の選好は、稚貝は底質の泥率8%~30%、成貝は砂質か泥質20~30%、水中の有機物量の目安となる強熱減量6~12%・COD15~45が目安とされている。稚貝は泥分の少ない底質を好む。産卵によって増え、冬を除く通年産卵をするが、産卵時期は春・秋が一般的である。産卵条件として親貝が10ヶ月以上で、水温が春は19℃から24℃、秋は23℃から15℃程度で、かつ20mm~25mm以上の大きさ、そして肥満度が重要。通常産卵と環境の変化に伴う産卵が有り、雄が水中に精子を放出することによって雌が受精する。受精卵は10時間ほどで孵化し、浮遊幼生となり、1日目(トロコフォア)2日目(D状期0.1mm)、アンボ期、フルグロウン期0.2mmを経て2~4週間で着底する。着底直後の稚貝は足糸を分泌して砂礫等に付着し、成長とともに足糸は退化する。その後、着底初期稚貝(0.25mm) 1~1.5ヶ月稚貝(1mm) 4~6ヶ月稚貝(10~20mm) 8ヶ月~1年貝(25~30mm)、成貝1~2年以上(35~40mm以上)と成長していくが、成貝の大きさは棲む場所により大きく違いが出る。着底場所は地盤高が大潮干潮線から0.6~0.9m、流れが穏やかで渦流の生じやすい、干出時間が2時間以内の砂あるいは砂泥層が多く、着底してからの移動距離は小さく数m程度。また、浮遊幼生が植物プランクトンを餌にするのに対し、稚貝・成貝は珪藻類・デトリタス(有機懸濁物)等を餌としている。一般的に岸寄りでは餌不足の為、貝が団子状になり丸く貝殻も厚く、沖側では薄く平べったくなり成長も早く成る。したがって、沖側の個体は貝殻が薄くなり割れ易くなるが、其の分肥満度も増し味も良好である。日本では古くから食用とされ、貝塚などから数多くの貝殻が出土する。現在では、潮汁・酒蒸し・味噌汁や和え物、しぐれ煮とするほか、ヴォンゴレスパゲッティやクラムチャウダーの具などにも用いる。ビタミンB1を破壊する酵素であるアノイリナーゼを含むため、生食には向かないとの見方もあるが、伝統的にポルトガルやチリなどでは生で賞味されている。貝殻の色が白黒、水色、茶色、紫色など模様や色がはっきりしているものや、前述した様に、沖側に棲息する、薄く平べったいものが美味とされる。また、秋~早春のアサリは身が痩せ、品質が落ちる他、泥地に棲息する全体として黒っぽいものも、味が落ちるとされる。着底後はほとんど移動しないという生態のため貝毒が蓄積されていることがあり、浜名湖アサリ貝毒事件のようにアサリの貝毒による集団食中毒事件も起こっている。アサリを「殻ごと」調理する前には下拵えとして砂出し・砂抜きをする必要がある。以下は、「殻ごと」調理する場合の方法である。剥き身で調理する場合は表面を水洗いするだけでよい。効率的に砂出し・砂抜きをするためには海水を利用することが一番であるが、海水でなくとも真水(水道水)と食塩とによって作った濃度3.0% - 3.5%程度の塩水を利用しても容易に砂出しすることが可能である。また、ザルを利用するとアサリが吐き出した砂を再び吸い込むことがない。必要な時間は、一般的に夏場は2-3時間、冬場は8-12時間程度を要する。50℃前後の湯に漬けることで短時間(15分間程度)で砂出しすることが可能といわれている。また塩水にブドウ糖を加える(一般家庭で砂出しする場合は塩水に蜂蜜を一滴程度)と旨味成分のコハク酸が増加するという報告がある。保存が必要な場合には、数日間ならば冷蔵庫で保存し、長期間ならば殻付のまま冷凍保存するとよい。冷凍保存したものを解凍する際は、電子レンジや煮沸などで手早く加熱することによって解凍する。アサリは濾過摂食者であるため、水質浄化機能が期待できる。成貝の濾水量はおおよそ、1個体で10L/日と多く、水質浄化と漁獲回復の双方を狙った干潟再生事業も少なくない。日本での漁獲量は約1万9千5百トンで、そのうち愛知県が約1万6千トンと全国シェアの約7割を占めており、10年連続日本一になっている(2013年時点)。1960年代は全国で年間約10万トンの漁獲量があったが、1980年代の14万トンを頂点として減少し1994年には5万トンまで減少した。減少の原因は「乱獲」や「生息域の埋め立て」などの他に、富栄養化や水質汚染に伴う環境悪化(青潮)、ナルトビエイやツメタガイなどによる食害、輸入稚貝を原因とする「パーキンサス原虫」の感染に伴う繁殖力の低下などの可能性が指摘されている。北海道など限られた水域を除く多くの産地で自然個体群の再生産が急速に悪化し、前述のとおり漁獲量が激減してきている。2001年にはそのことに危機感を抱く水産学者や海洋生物学者らによって、日本ベントス学会全国大会(函館市・北海道大学水産学部)にて「今、アサリが危ない」とのシンポジウムも開かれるに至った。アサリ漁場の回復のため、人工干潟の造成や、客土、覆砂事業、貧酸素水塊対策なども行われている。また、北朝鮮や韓国並びに中国などからの輸入品が直接販売されたり、これらの輸入品をかつての大産地の漁協が購入して干潟や浅瀬に畜養し、日本産として再漁獲して販売することが多くなってきている。また剥き身の冷凍品の形でも流通する。なお、北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会は、日本が輸入するアサリの65%余りが北朝鮮産であり、経済制裁に効果ありと捉え、不買運動を積極的に行っている。改正された油濁損害賠償保障法(船舶油濁損害賠償保障法)の影響により日本の港に来港する北朝鮮船籍の船が減ったこともあり、統計上は輸入量が激減しているが、畜養による合法的な産地偽造、または中国産と偽る非合法な偽装などが行われているかは不明。既にいくつかの業者が産地偽装の罪で摘発されている。(2005年4月7日時点)1990年代後半からは、アサリの天敵である亜熱帯産のナルトビエイが海水温の上昇で瀬戸内海や有明海でも生息数を増やしており、アサリの産地で有名な大分県、福岡県、山口県、岡山県を中心に深刻な被害をもたらしている。特に壊滅的な被害を受けている大分県中津市では定期的にナルトビエイの駆除を行うなどし、県からの補助金で稚貝の放流を増やすなどして、産地復活に力を入れている。人工増殖種苗を自然水域に放流した養殖のほか、稚貝を網に入れ(牡蠣の様に)吊り下げての技術が開発され養殖が行われている。2012年度から世界自然保護基金などが、環境配慮型の養殖を認証する制度を設けるに当たり、ヤンマー等が国内認証第1号を目指す働きかけを行っている。また、大分県内で卵から孵化させた稚貝を全国に出荷する事により、日本固有種のアサリを保護すると同時に、純国内産のアサリを市場に普及させる事が期待されている。いずれもマルスダレガイ科。

出典:wikipedia

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