ホーナス・ワグナー (Johannes Peter "Honus" Wagner、1874年2月24日 - 1955年12月6日)は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州出身のプロ野球選手(遊撃手)。「"The Flying Dutchman"(フライング・ダッチマン)」の愛称を持ち、史上最高の遊撃手との声も高い。この愛称は、ワグナーがペンシルベニア・ダッチ(ペンシルベニア州のドイツ系移民)の家系出身であることと、同姓の作曲家リヒャルト・ワーグナーのオペラ「さまよえるオランダ人」の英語訳題名に由来している。炭鉱夫からマイナーリーグをへて、にルイビル・カーネルズよりメジャーリーグデビュー。からはピッツバーグ・パイレーツでプレーした。1905年、プロスポーツ選手とスポーツ用品メーカーとの最初の契約例として、ルイヴィル・スラッガーバットの使用を開始する。首位打者を8回、打点王を5回獲得し、盗塁王にも5回輝く。歴代8位の通算3415安打を記録し、1917年に引退した。1936年、アメリカ野球殿堂開設時の最初の殿堂入り選手の5人の中の1人となる。ピッツバーグ・パイレーツで初めて背番号33が永久欠番に指定(1952年)されているが、ワグナーの現役時代は背番号がなく、この背番号は引退後の1933年から1951年まで、ワグナーが打撃コーチとしてパイレーツに現場復帰したときにつけていた背番号である。引退後は荒んだ生活を送っていたといい、アルコール依存症に陥っていたとされる。これを見かねたパイレーツがワグナーを打撃コーチとして現場復帰させたエピソードがある。当時ワグナーから指導を受けていたパイレーツの看板選手、ラルフ・カイナーが自伝で「(ワグナーは)一つの店で飲んだら、次はまた別の店と渡り鳥のように酒を飲んでいたが、見ていて何とも悲しかった」と記している。現役当時のワグナーのベースボールカードがオークション等で高値で取引されることでも有名。これは1909年、あるタバコ会社が自社製品に封入したベースボールカードで、直後に非喫煙者のワグナーが回収・廃棄を命じたために流通数が圧倒的に少ないためである。2007年2月28日には、オークションで235万ドル(約2億8500万円)で売買されており、最も高額で取引されたベースボールカードとしてギネス世界記録に認定された。アメリカのTVドラマ「プリズン・ブレイク」でも、ワグナーのベースボールカード(時価30万ドル)を窃盗して収監される人物が登場する。ある試合で、史上最高の選手と評する人もいるワグナーとの対戦を控え、若い投手が監督に「ワグナーを抑えるにはどうすればいいでしょう?」と聞いた。これに対し監督は、 「簡単だ。いいか若いの、真ん中に投げて、後はすぐさま神に祈れ」と返した逸話があり、抑えることの難しい強打者の攻略法の際にしばしばジョークで借用されることがある。
出典:wikipedia
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