1-UPスタジオ株式会社(ワンアップスタジオ、)は、コンピューターソフトウエア開発等を主な事業内容とする日本の企業。旧商号「株式会社ブラウニーブラウン」。2000年6月30日、任天堂の100%出資によって「株式会社ブラウニーブラウン」設立。2013年2月1日に現在の社名に商号変更した。資本金は9,000万円(2013年4月時点)。代表取締役社長は門井元、取締役は小泉歓晃(任天堂株式会社)、加藤圭三(任天堂株式会社)。従業員数は18名(2013年4月時点)。旧事業所の所在地は東京都武蔵野市吉祥寺。移転後は東京都千代田区富士見。スコットランド、イングランド伝承の働き者の妖精「ブラウニー」の名前の感触がいいとして採用。商標の関係で、茶色を意味する「ブラウン」をくっつけて「ブラウニーブラウン」となった(「ブラブラ」と、語呂のいい略称も理由の一つ)。亀岡が退社した後に設立した会社にも「ブラウニー」の名が受け継がれた。株式会社スクウェア(現・株式会社スクウェア・エニックス)時代の『聖剣伝説』シリーズ(『聖剣伝説 LEGEND OF MANA』)開発チームメンバーの中で、2000年1月にスクウェア経営陣から打ち出された『ファイナルファンタジー』シリーズへの開発資源の集中投入、ひいてはこれまで『聖剣伝説』などを作ってきた従業員の転属及び再配置、『聖剣伝説』シリーズに代表される2Dグラフィックスのゲームソフトの開発縮小方針、通称「FFシフト」と呼ばれる決定に反発し、新たな活躍の場を求めて退社した亀岡慎一(グラフィックデザイナー)、穴澤友樹(プログラマー)、津田幸治(グラフィックデザイナー)、井上信行(プランナー・シナリオライター)が、2Dゲームを主力とする携帯ゲーム機「ゲームボーイアドバンス」の発売を控えていた任天堂の出資を仰いで設立した会社。任天堂の100%子会社・セカンドパーティーとしての位置付けとなる。まもなく、プログラマーの平石有孝、グラフィックデザイナーの北上弘、松浦聖、門井元、今川伸浩ら、『聖剣伝説 LEGEND OF MANA』の開発を共にした開発メンバーらが入社。彼らも開発に加わって、ブラウニーブラウンの処女作であるゲームボーイアドバンス用ソフト『マジカルバケーション』が完成、発売に至る。ちなみに、『聖剣伝説 LEGEND OF MANA』において、亀岡慎一はキャラクターデザイン及びイラストレーションを、穴澤友樹はメインプログラミング及びバトルプログラミングを、津田幸治はアートディレクション及びメイン背景マップデザインを、井上信行はシナリオ、イベント作成のメインを、それぞれ担当した人たち。いずれも、同コンピュータゲームソフトの開発における企画、グラフィックデザイン、プログラム開発のメインスタッフであった。実はこのとき、当時のスクウェアの2Dゲームソフト開発における主要なスタッフがごっそり退社してしまう一大事変が起こっていたのである。スクウェアを感情的に好ましく思っていない時期もあったようだ。『マジカルバケーション』における、通称「ヒゲのオキテ」と呼ばれる、キード・モンガのドワーフのセリフの内容が、彼らの苦悩をあらわしていたものだと言われている。しかしながら、2002年3月8日に明らかになったスクウェアと任天堂の対立関係の解消(関連ニュース)をきっかけとして、『新約 聖剣伝説』においてブラウニーブラウンとスクウェア・エニックス(旧スクウェア)の共同開発プロジェクトが実現し、わだかまりは解けたようである。『新約 聖剣伝説』後は、『聖剣伝説DS CHILDREN of MANA』の開発には関わらなかったが(開発は株式会社ネクスエンタテインメント)、その次の『聖剣伝説 HEROES of MANA』では再びブラウニーブラウンが開発を担当した。自社企画によるゲームソフトとしては、ブラウニーブラウンの処女作である『マジカルバケーション』、及び続編の『マジカルバケーション 5つの星がならぶとき』を企画・開発している(発売元は任天堂)。また、糸井重里企画・シナリオのゲームボーイアドバンス用ソフト『MOTHER3』の開発を任天堂企画開発本部第三グループの田邊賢輔指揮の下行った。開発体制としては、2005年4月2日の時点で従業員20数名のうち、プログラマーは3人と極端に少なく、逆にグラフィッカーや、特にプランナーが多く在籍している。このプログラマー3人の体制で『MOTHER3』や『マジカルバケーション 5つの星がならぶとき』といった複数のゲームソフトを同時並行的に開発していた。2013年2月1日、社名を1-UPスタジオ株式会社に変更した。同時に亀岡慎一が代表取締役社長から退任し、グラフィックデザイナーの門井元が代表取締役社長に就任した。亀岡は新たに株式会社ブラウニーズを設立した。
出典:wikipedia
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