佐伯町（さえきちょう）は、岡山県の中東部に位置していた町である。2006年3月1日、和気町との合併で新たに和気町となり、旧町役場は和気町役場佐伯庁舎となっている。町域の大半は山林である。町の中央を北から南に吉井川が貫流している。町中心部の吉井川が大きく蛇行したあたりに小盆地が形成され、そこに町役場や商店・工場など行政・商工業の施設が集中している。2005年3月1日に和気町と合併し「和気町」となる予定だったが、合併協定書の調印を行ったものの議会が合併議案を否決。町長も議決を尊重して慎重姿勢となり、合併は立ち消えとなった。2005年1月23日に町長の解職と町議会の解散を求めるリコール請求に関する住民投票が行われ、町長と議会のリコールが成立した。2005年2月27日に町長と議会の出直し選挙が行なわれ、合併推進派の元町長が町長選に勝利し、町議選でも推進派の議員が過半数を占めると合併協議が再開され、期日を1年遅らせて3月23日に再度合併協定書に調印、両町議会と県議会の可決を経て、2006年3月1日に合併した。農業が中心であるが、企業誘致により町の中心部に数社の工場が存在する。1991年6月30日、同和鉱業片上鉄道が廃線となり、現在は町内を通る鉄道路線はない。最寄りの駅はJR西日本山陽本線の和気駅若しくは熊山駅である。町内を走る高速道路はない。最寄りのインターチェンジは山陽自動車道和気IC。

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