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偏光板

偏光板(へんこうばん、)とは、特定方向に偏光、又は偏波した光だけに限って通過させる板である。光学での「偏光子」の1つである。電磁波である光は横波としての性質を持ち、日光のような自然に降り注ぐ光では、その波の揺れは進行方向に向かって360度平均的に混合された振動方向を持つ無数の光から構成されている。偏光板は特定方向に偏波した光以外は遮断してしまい、その背後の光は偏光した光だけで構成される。今日、最も多く偏光板が使用されているものに液晶ディスプレイがある。朝日や夕日が水面で反射するギラギラとした光には偏光成分が多く含まれるため、釣りや船上で使用するメガネなどには、偏光板によってギラツキを抑えたものがある。また、写真撮影において、レンズフィルターに偏光板を使用する。液晶ディスプレイで使用される偏光板は、ポリビニルアルコール()を主体に、ヨウ素()化合物分子を吸着配向させて作る。実際の製品では、トリアセチルセルロース()とポリエチレンテレフタラート()という何層かの裏打ち層によって保護され、各層は 系の接着剤で張り合わせられる。表面から見た構成は、となる。また最外面に などによる保護フィルム層が付くこともあり、液晶ディスプレイ用偏光板の製造時には、接着剤層の保護として、 製の離形フィルムと呼ばれる剥離層が 25-38μm 程度付いている。保護フィルム層がなければ、表面側の 層には必要に応じてハードコート処理()が施され、防眩処理(、)や低反射処理(、)、帯電防止処理()が施されることもある。ハードコート処理では、例えばシリコーン系のような紫外線硬化型樹脂を使って、微小な二酸化チタンの粒子を含む硬化皮膜を 層外面に構築する。 処理は、フィラーと呼ばれる球径 3μm 程の微粒子を樹脂で塗布するのが一般的で、ほかにサンドブラスト処理やエンボス処理もある。低反射処理には、高性能だがコスト高となる SiO や TiO を蒸着して複層膜とする方法は比較的少なく、屈折率が他層と異なる硬化性フッ素樹脂を湿式で作られることが多い。帯電防止処理では、 処理の中で 10Ω 程度の導電性を与えることでホコリの付着を防止する。一方、 は親水性ゆえに吸湿しやすく、吸湿後の膨張により偏光板が変形して液晶パネルの光モレの原因となることがわかってきた。この光モレは、フィルムを薄手化するほど改善されるため、対策のためにメーカは薄手化を推進している。次の液晶ディスプレイへ偏光板を貼り付ける工程へは、大きなロール状で供給される。偏光板はロールから引き出された状態で液晶ディスプレイの大きさに合わせた金型によって45度の角度で打ち抜かれ、離形フィルムが剥がされて表裏で偏光方向が互いに直交するように貼り付けられる。打ち抜きは45度であるため、余白となる無駄が多い。なお、液晶ディスプレイ用の配向膜による液晶分子の配向と、偏光板による光の偏光とは別である。配向膜では、布の繊維で有機膜を一定方向で擦ることで溝を作る。ヨウ素化合物分子は細長い形状をしており、この形が偏光を行なう。 フィルム内に浸透したヨウ素化合物分子が と錯体を形成し、フィルムを1方向に延伸する工程によって、この分子同士がいくつかつながりポリ・ヨウ素となって高い偏光性能を示すようになる。ヨウ素化合物分子の他に染料系があり、偏光性能では劣るが耐久性に優れるため、車載用の液晶ディスプレイで使用される。

出典:wikipedia

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