『ミニスカ宇宙海賊』(ミニスカパイレーツ)は、笹本祐一のSF小説・ライトノベル。イラストは松本規之。2008年10月より朝日ノベルズから刊行されている。ミニスカートの船長服をまとった女子高校生が、免許を受けた「合法的な」宇宙海賊の船長として活躍する物語。2010年にテレビアニメ化が発表され、2012年1月から6月まで『モーレツ宇宙海賊』(モーレツパイレーツ)として放送された。同年6月からは、ニコニコ静画の『ニコニコASAHIコミックファンタジー』で峠比呂による漫画版の連載が始まった。映画化も発表され、2014年2月に『モーレツ宇宙海賊 ABYSS OF HYPERSPACE -亜空の深淵-』のタイトルで劇場版が公開された。海明星(うみのあけほし)に住む高校1年生の加藤茉莉香(まりか)は、ある日、死んだと思っていた父親・ゴンザエモン加藤芳郎が実はつい最近まで生きており、宇宙海賊船・弁天丸の船長だったと知らされる。さらに、弁天丸が海賊として活動を続けるうえで欠かせない私掠船(しりゃくせん)免状の継承のためには、直系の継嗣である茉莉香が船長になるのが条件と告げられた。茉莉香は女子高生兼宇宙海賊船船長としての生活を送ることになる。制服は白を基調としたブレザーに、青のミニスカート。なおヨット部員は学年ごとに色が違うヨットパーカーを着用している。本作の宇宙船はほぼ完全なコンピュータ制御でネットに常時接続されている。基本的に操船は自動化されて人力を必要とせず、コンピュータ操作さえできれば非力な女子校生たちだけでも運用が可能である。独立戦争時に、最初に海賊免許(私掠免許)が交付された7隻の海賊船を指す。現在詳細が明らかになっているのは弁天丸、白鳥号(オデットII世)、黒鳥号の3隻。2012年6月からは、ニコニコ静画の『ニコニコASAHIコミックファンタジー』で峠比呂による漫画版の連載が始まった。また、劇場版アニメのコミカライズ『モーレツ宇宙海賊 ABYSS OF HYPERSPACE -亜空の深淵-』が月刊コミックアライブ2014年2月号より同年11月号まで連載された。『モーレツ宇宙海賊』(モーレツパイレーツ)のタイトルで、MBS、tvk他にて2012年1月から6月まで放送された。全26話。ナレーションは小山力也。原作の第1巻に相当する主人公が宇宙海賊となることを自ら選択するまでの過程は、第1話から第5話までを費やす形で描かれた。その丁寧で緩やかな構成ゆえに、番組の紹介記事の多くには「まるで1990年代後半のテレビ東京夕方6時台アニメ」と言ったような見出しが躍った。監督の佐藤によれば、これは後に他の登場人物を牽引していくことになる主人公の決断を、周囲に流されるのではなく、説得力のある形で描くという意図があったという。次回予告に続くエンドカードでは、当該エピソードで出てきた台詞から佐藤が選んで揮毫したキーワードや一言が表示される。佐藤いわく、本作と自身が総監督を務める『輪廻のラグランジェ』では実験的な試みの意図も込め、恋愛要素は一切排除されているとのこと。原作の第3巻がまだあらすじしかできていない時期にアニメ化の企画が動き始めたため、第1話から第18話までは原作の第1巻から第3巻までに準拠した内容となっており、第19話以降は時系列的に現時点ではアニメオリジナルエピソードとなっている(原作10巻巻末時点で、まだ2年目の6月末)。また、当初は2011年後半に放送が予定されていたものが2012年にずれこんだ。そういった時間的余裕もあり、第1話の放送前に全26話の制作を完了した。制作に余裕を持てた状況も、前述のような異色の展開や実験に寄与している。原作のスペースオペラ的側面はやや薄められており、異星人的な種族などは登場しない。ただし最古参の海賊が存命しているなど、原作の要素は残っていたり、アニメ版からの逆輸入設定も有る。2012年10月にNewtype×マチ★アソビ アニメアワード2012メカデザイン部門を受賞し、2013年に星雲賞メディア部門受賞。大半はアニメオリジナルのキャラクターであるが、原作のキャラクターも一部で登場する。原作では一部を除いて名前すら設定されていなかったが、アニメ版では名前や容姿などを詳細に設定されている(ただし、人数は減らされている)。またアニメ放映後に刊行された原作で、アニメ版のキャラクターが新たに紹介されている。学年は物語開始時基準。第13話で2年に進級した。弁天丸の乗組員達が事情で船を離れて仕事を行えなくなり、茉莉香がピンチに陥った際にはセレニティ姉妹(前述)を含めたリン部長以下のヨット部の部員達が乗員の代わりに弁天丸へ乗り込み、「白凰海賊団」として仕事を行った。また、第26話では卒業生やセレニティ姉妹と共にオデット二世で加勢に駆けつけるが、間に合わなかった。第13話(原作では第2巻)でジェニーと一緒に卒業した。リンらと同学年組。茉莉香らと同学年組。第13話(原作第2巻)で卒業した3年生と入れ替わりに入学し、ヨット部に入部した。各話のサブタイトルは、エンディング開始時に表示される。第26話のみエンディング後に表示された。2012年5月9日発売のBlu-ray第3巻初回限定版は発売初週6352枚を売り上げオリコンBDランキング総合首位を獲得している。テレビアニメ版最終話の放送終了後、監督の佐藤竜雄による「劇場で逢いましょう」という文字が書かれたエンドカードや公式Twitterにて劇場版の製作が発表された。その後、2014年2月22日に『モーレツ宇宙海賊 ABYSS OF HYPERSPACE -亜空の深淵-』(モーレツパイレーツ アビス・オブ・ハイパースペース あくうのしんえん)のタイトルで公開となった。公開に先駆け、2013年3月には一部スタッフが公表された。大半がテレビアニメ版から続投しているが、アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督は堀内修へ交代している。公開前日の2014年2月21日には、公開記念プロモーション「『モーレツ乗っ取り計画』プレス発表会」が開催され、千葉県船橋市非公認ゆるキャラのふなっしーがPR大使に就任して登壇した。また、同日22:00にはニコニコ動画にて冒頭約6分間の本編や小松未可子と下田麻美によるメッセージ映像が、6時間限定で公開された。公開初日の2014年2月22日には、新宿バルト9で初日舞台挨拶が開催され、主題歌歌手の中川翔子のほか、声優の小松未可子、金元寿子、松風雅也、原作者の笹本祐一、監督の佐藤が登壇した。キャッチコピーは「さあ、海賊の時間だ!」、「だから君は、―この船に乗った。」、「亜空の流れ、その果ては何色か?」。ソーシャルゲーム化されており、フィーチャーフォン版の「GREE」と「Mobage」より、ニジボックスが提供している。後にスマートフォン版でも対応した。また、フィーチャーフォン版の「mixi」でもリリースされている。内容はテレビアニメに沿った内容であり、海明星で学園生活を送りながら、仲間となるカードの収集・育成を行って海賊船団を強化しつつ、「私掠免状」を獲得したら、定期的に開催されるイベント「海賊の時間」で海賊行為を行なって襲撃数を稼いでいく。襲撃数でランキングを取っており、上位に入ると様々なアイテムがプレゼントされる。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。