ネームレス (Nameless) は、SNKプレイモアの対戦型格闘ゲーム『ザ・キング・オブ・ファイターズ』(以下『KOF』と表記)に登場する架空の人物。担当声優は小野大輔。『KOF2002』のリメイク作品『KOF2002 UNLIMITED MATCH』(以下『2002UM』と表記)に登場したオリジナルキャラクター。漫画『AKIRA』の登場キャラクター「島鉄雄」に酷似しすぎて著作権の問題が発生したK9999が『KOF』シリーズに登場できなくなったため、デザインやキャラクター性能を踏襲する形で生まれた。なお、小野は同作のシステムボイスも併せて担当している。秘密結社「ネスツ」工作員の1人。顔つきはK'に似ているが、前髪の半分だけが白くなっており、右眼と左頬に傷が刻まれている。正式なコードネームは「Ж'(ジェープライム)」。K'の遺伝子を持つ強化人間の開発計画「プロジェクトЖ」の9999番目の実験体で、唯一の生き残り。K'同様に草薙京の遺伝子を併せ持っているが、操る炎は不気味に赤黒く変色している。「K'チルドレン」と呼ばれる多くの実験体が炎の暴走に耐え切れず死亡したのに対し、ネームレスだけはこの力を強い意思で抑えこむことに成功している。だがそれは、あくまで焼け死なずに済んだ程度であり、完璧に自己制御しているとは言えなかった。そのため、後述の制御用カスタムグローブが造られることとなる。性格は冷静かつ寡黙で、あまり多くは喋らない。その反面、自信家のような強気な一面を強く覗かせる場合もある。本人の年齢は不明だが、肉体年齢は15 - 18歳あたりだとされている。ネスツの無菌研究所で生まれ育っているため、ネスツから下された命令には服従するが、後述の悲壮な境遇ゆえに忠誠心は薄い。ネームレスが右手(公式イラストでは左手)に装着している白いカスタムグローブ。炎を制御する役割を持つほか、形状変化が可能な擬似生命体である。このグローブを鞘に見立て、抜刀術の要領で外して炎を操ったり、グローブを武器に変形させて攻撃を繰り出すのが、ネームレスの戦闘スタイルとなっている。「イゾルデ」という名称は、ネームレスが実験を受けていた頃に出会った少女の名前に由来する。ネームレスは過酷な実験で負傷していた時に救護班だったイゾルデと出会い、接していく中で次第に恋心を抱くようになる。イゾルデ自身もネームレスのことを少なからず想っており、互いに惹かれ合っていった。別れを惜しみつつ退院した後に再び実験へ戻ったネームレスは、自分専用のカスタムグローブが開発中であることを告げられる。「成功すれば下級幹部に迎えてやる。それなら彼女を手元に置く事もできる」と約束され、イゾルデに会うことだけを目的に、より過酷となる実験に必死で耐え抜いた。そして遂にグローブが完成する。こうして炎を制御できるようになったネームレスは幹部となり、グローブと共に数々の任務をこなす日々を送る。だがその最中、イゾルデとの出会いも、彼女に会うためだけにネームレスが過酷な実験に耐え抜いたことも、全てがネスツによって仕組まれた計画であったことが後になって判明する。さらにイゾルデは、「アンチK'」が持つ「氷を操る力」の因子を持って生まれた実験体(もっとも本人にその自覚はなく、戦闘力も皆無だったという)で、最初からネームレスのカスタムグローブを造るためだけの存在だった。そしてカスタムグローブ開発の際、材料となる氷の因子を体内から取り出されて死亡したのである。ネームレスはその事実を信じたわけではなく、多くの疑問を抱きながらネスツへの不信感を募らせる。そんな中、「KOFに出場して裏切り者を殺せ」という命令が下される。ダメ元で「成功した暁にはあの時の約束を守ってもらう」と頼むが、上層部はあっさり承諾した。「彼らが素直に約束を守るなら一生飼い犬でもいい、守らないなら彼女を救出して共に逃げよう、だが、もし本当に彼女の死が真実だったとしたら、その時はネスツを滅ぼすまで」とネームレスは任務失敗の可能性を微塵も考えていなかった。イゾルデの容姿は「新雪のような白い髪を持った少女」の記述だけであまり語られていないが、設定資料やMAX2の演出でその姿が確認できる。「アンチK'のルーツ」という設定上、その顔つきはクーラ・ダイアモンドに似ており、彼女との掛け合いではネームレスが何かを感じ取る描写がある。技の性能はどれもK9999のそれを再現している。しかし、一部通常技のグラフィックが変更されていたり、K9999が使えない独自の新技を持っているなど、ある程度の差別化がなされている。
出典:wikipedia
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