エヴィア県( / )は、ギリシャ共和国の中央ギリシャ地方を構成する行政区(ペリフェリアキ・エノティタ)のひとつ。県都はハルキダ(ハルキス)。エーゲ海に浮かぶ、ギリシャで2番目に大きな島であるエヴィア島がその領域の大部分を占める。2001年の人口調査によると、県人口は215,136人(エヴィア島人口は198,130人)であり、県面積は4,167.449km²(エヴィア島面積は3,684.848km²)であった。エヴィア県は、中央ギリシャ地方(広域自治体としての「地方」=ペリフェリア)の東部に位置する行政区である。エヴィア島と、スキロス島および周辺の小島、ギリシャ本土の一部から構成されている。エヴィア県の中部にある本土部分は、ヴィオティア県に囲まれる形で境界を接している。エヴィア島南部は南エヴィア湾を隔ててアッティカ地方東アッティカ県と対し、エヴィア島北部は北エヴィア湾を隔てて西にフティオティダ県、北にテッサリア地方マグニシア県と向かい合う。エヴィア島とスキロス島の間の海の北方には、テッサリア地方スポラデス県に属する島々がある。エヴィア島は、ギリシャ第二の面積・人口を持ち、西北端から東南端までの長さは約150kmに及ぶ細長い島である。エヴィア島と本土の間の海はと呼ばれ、もっとも狭いで幅160mまで狭まる。エヴリポス海峡以南を南エヴィア湾、以北を北エヴィア湾とも称する。エヴィア島東南部のカリストス市西方にはと呼ばれる海域があり、メガロニソス島などの島々がある。スキロス島は地理的にはスポラデス諸島に含まれ、同諸島最大の島である。エヴィア島は山がちな地形であり、最高峰はディルフィス山(、1,745m)。このほか、島の南端部にオーヒ山(、1398m)がある。また、スキロス島の最高峰はコヒラ山(、792m)が聳える。エヴィア島中部にある首府ハルキダ(人口約5万4000人)は、県最大の都市であるとともに、中央ギリシャ地方最大の都市でもある。ハルキダの市街はエヴリポス海峡のエヴィア島側に位置し、市街地は北のネア・アルタキや海峡対岸のドロシアに連続している。ハルキダ東方のヴァシリコやエレトリア、北方のプサフナなど、いずれもエヴィア島中部のエヴィア湾側に人口が集中する。西北部ではイスティエア、東南部ではカリストス、中央部エーゲ海側ではキミがそれぞれ大きな町を形成している。人口3000人以上の都市・集落には以下がある。エヴィア県は、以下の自治体(ディモス、市)から構成される。人口は2001年国勢調査時点。カリクラティス改革(2010年)以前の広域自治体(ノモス)としてのエヴィア県は、以下の27の基礎自治体(25個のディモス、2つのキノティタ)から構成されていた。改革後、旧自治体は新自治体(ディモス)を構成する行政区(ディモティキ・エノティタ)となっている。下表の番号は右図と対応している。「旧自治体名」欄で※印を付したものはキノティタ、それ以外はディモス。「政庁所在地」欄で太字になっているものは、新自治体の政庁所在地となったものを示す。県には以下の郡(エパルヒア)があったが、2006年以降法的な位置づけは行われていない。国道(自動車道路)GR-77号線とGR-44号線がエヴィア島を南北に結んでいる。エヴィア島と本土を結ぶ橋は2本ある。エヴリポス海峡の最も狭隘な部分は、紀元前411年に木橋が架けられて以来、橋の架け替えが繰り返されてきた現在の「旧橋」は、1962年に架けられたもので、船を通すために可動橋となっている。1993年には、ハルキス市街の南に新しい「ハルキダ橋」が架けられた。アテネとテッサロニキを結ぶ幹線の支線がハルキダの本土側まで伸びている。
出典:wikipedia
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