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小田原競輪場

小田原競輪場(おだわらけいりんじょう)は、神奈川県小田原市にある競輪場。施設所有および主な主催者は小田原市。競技実施はJKA競輪競技実施事業本部南関東地区本部。実況はバリー工業で担当は香川岳司。1949年(昭和24年)8月15日に開設された。1周は333mで、残り2周の赤板から選手が一気に動き始める高速バンクであり、以前は走路の傾斜カント(角度)が最も大きかったことから、一時期海外遠征向けの練習地に使われたこともあり、自由民主党所属の参議院議員で元オリンピック選手(スピードスケート、自転車競技)の橋本聖子が練習地にしていたこともある。周辺70Km圏内には平塚競輪場、伊東温泉競輪場、川崎競輪場があり、競輪の一大競合地帯となっている。この他場に挟まれた位置関係や選手宿舎が競輪場から離れている事があり、現存の競輪場では唯一GII以上のグレードのレースを開催した経験がない。記念競輪 (GIII) は『北条早雲杯争奪戦』として毎年8月に開催されるのが恒例になっており、開催2日目のシード優秀競走は、小田原城にある城門の一つの「銅門(あかがねもん)」から名を取り、「銅門賞」の名称で行われる。なお花月園競輪場の主催者であった神奈川県競輪組合も小田原競輪場で主催していたことから、2011年より川崎競輪場と1年交代で『花月園メモリアルカップ』(GIII)を2013年まで開催した。また花月園競輪場で開催されていた『伊藤繁杯』は本場に移動して開催されている。先着入場者へのファンサービスや企業タイトルレースの募集なども積極的に行っている。場内には昭和中期を思わせるレトロな売店長屋が並んでいる。近隣に所在する小田原城天守閣への眺望が良く、場内にも多数の桜が咲いており、市民には「小田原市内で最も場所取りのしやすい桜の名所」として知られ、春先の競輪開催日には花見客でも賑わう穴場的なスポットとなっている。また、入場口付近には見事な藤棚も飾られている。場内の児童公園にはタブ、車道門入口にはエノキ、公用車駐車場にはムクなどの大木が植樹されており、植栽が豊かなことでも知られる。トータリゼータシステムは富士通フロンテックを採用している。2006年4月開催から自場によるインターネットライブ中継を行っており、現在もJKAが継続している。2007年4月にはマスコットガール「SunSunGirls」を結成した。また2011年よりイメージキャラクターとして加藤茶を起用していた。2012年9月2日からの開催より、重勝式投票にあたるチャリロトが発売される。なお小田原は平塚競輪場・川崎競輪場・松山競輪場とキャリーオーバーを共有する『グループA』としての発売となり、キャリーオーバーの対象外であるチャリロト3は小田原の開催では発売されない。先行選手が有利な短距離走路であり、みなし直線は全国の競輪場で最も短い数値となっているが、実際の直線距離は確保されており追込選手はやや不利な程度。しかし直線からカーブへのカントの盛り上がりが急なため、コーナーにさしかかる外側からの捲りは決まりにくい。マスコットキャラクターは「輪太郎くん」。ファンからの公募により命名された、それにちなんで「輪太郎くんカップ争奪戦」が開催されている。1999年(平成11年)8月11日から開催された開設50周年記念競輪を記念して、小田原競輪と小田原市を全国にPRできるようなマスコットキャラクターを募集し、応募作品総数533件の中から決定したマスコットキャラクター「輪太郎くん」は以降、小田原競輪のマスコットキャラクターとして活躍している。2014年(平成26年)10月17日から「輪花ちゃん(りんかちゃん)」。輪太郎くんの彼女としてファンからの公募により命名された。これからの小田原競輪のイベントなどでの輪太郎くんとのコラボなどが期待されている。選手宿舎の「サンサンヒルズ小田原」は、競輪非開催日(本場開催日前後2日間と年末年始を除く)は研修施設として市民に一般供用を行っており、宿泊することもできる。食堂はレストラン・ピガールが運営している。

出典:wikipedia

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