『TNSへのお別れ』(ティーエヌエスへのおわかれ、仏語 Adieu au TNS)は、1996年(平成8年)製作のジャン=リュック・ゴダール監督による短篇ビデオ映画である。TNSとは、「」の略称による通称で、ストラスブール国立劇場のことである。ストラスブール国立劇場は、1968年10月に演出家・俳優のユベール・ジニューと、小説家で当時シャルル・ド・ゴール政権の文化大臣だったアンドレ・マルローが設立したものである。1995年8月 - 12月にゴダールが撮影した『フォーエヴァー・モーツアルト』が翌1996年に完成、同作のワールド・プレミア上映が同年6月14日にサラエヴォで行なわれたが、その前にストラスブールで先行上映されている。同作で「女優」役で出演したベランジェール・アローがTNSのカリキュラムに参加していたことで実現した先行上映だったが、アローとゴダールの関係が終焉したことが、本作を製作する動機となった。ゴダール自身がビデオカメラを回した、非常にパーソナルな作品である。2006年4月24日 - 8月14日、フランス・パリのポンピドゥー・センターで行なわれた140本にものぼるゴダールの大回顧上映では、本作は上映されなかった。
出典:wikipedia
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